ー富・名声・力ー
この世の宝玉を手に入れた男、ヨハン・アンデルセン。
彼が放った一言は、人々をカードショップへ駆り立てた。
「ぼくの宝玉か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世のすべてをストラクチャーデッキに置いてきた!」
男達は、カードショップを目指し、夢を追い続ける。
世はまさに、大宝玉時代!
ハイ。どうも、ハイロンです。
いつもと違った入り方をしたいなと思って、パロディを入れてみましたw
気を取り直して、今回は「ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−」が発売されたということで、【宝玉獣】デッキを紹介します。
では、まずは【宝玉獣】の特徴をサックっと押さえてからデッキレシピに行きたいと思います。
【宝玉獣】の特徴とは?
【宝玉獣】は、遊戯王GXのアニメでヨハンが使った、宝石と虹をモチーフにしたテーマで、初登場は2007年2月15日発売の「フォース・オブ・ザ・ブレイカー」となります。
その後は、2つのデュエリストパックなどで新規カードをもらってましたが、今回、「ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−」という形で、再び強化されることになってます。
【宝玉獣】の特徴としては、以下の2つの特徴を持っているのが魅力となります。
特徴①:破壊されると、魔法&罠ゾーンに置くことができる
表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
上記の効果は、「究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン」以外の「宝玉獣」モンスターが持つ共通効果になります。
モンスターゾーンにて戦闘・効果破壊されると、永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに置くことができるのが、【宝玉獣】の最大の特徴で、置いた後は、その永続魔法となっている「宝玉獣」モンスターを特殊召喚したり、コストとして墓地へ送ったり、カード効果などで破壊して、何かしらのアドバンテージを得たりしながら、戦っていきます。
特徴②:7つの宝玉を集めて「究極宝玉神」降臨
魔法・罠ゾーンやモンスターゾーン、墓地に「宝玉獣」モンスターを7種類揃えることができれば、虹をモチーフにした「宝玉獣」の切り札的存在の「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」を出せることができるのも、【宝玉獣】の特徴でもあります。
【宝玉獣】デッキレシピ
今回は、「ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−」に収録されているカードのみを使った【宝玉獣】デッキを紹介します。
〈モンスター:20枚〉
究極宝玉神 レインボー・ドラゴン×2
究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン×3
宝玉獣 サファイア・ペガサス×3
宝玉獣 アンバー・マンモス×2
宝玉獣 トパーズ・タイガー×2
宝玉獣 コバルト・イーグル×2
宝玉獣 アメジスト・キャット×2
宝玉獣 エメラルド・タートル×2
宝玉獣 ルビー・カーバンクル×2
〈魔法:14枚〉
虹の古代都市−レインボー・ルイン×1
宝玉の絆×3
虹の架け橋×3
宝玉の加護×2
宝玉神覚醒×1
宝玉の樹×1
心の架け橋×3
〈罠:6枚〉
宝玉の集結×1
宝玉の玲瓏×2
宝玉の奇跡×3
〈エクストラデッキ:4枚〉
究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン×2
究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバードライブ×2
※今回は、ストラクチャーデッキのカードを使って構築ということで、エクストラデッキは4枚ですが、残りの枠を埋めるとしたら、ランク4のエクシーズモンスターを中心に、汎用リンクモンスターなどで固めるといいでしょう。
【宝玉獣】デッキの回し方・ポイント
【宝玉獣】デッキの動かし方のポイントとしては、
- 「宝玉獣」モンスターを魔法・罠ゾーンに置く。
- 魔法・罠カードゾーンに置いた「宝玉獣」を利用する
の2つになります。
さらにそれにプラスアルファとして、7種類の「宝玉獣」カード(モンスター)をフィールド・墓地に集めて、「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」を特殊召喚したり、そこからさらに「究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン」になったりなど、切り札的存在として、「究極宝玉神」モンスターを切り札的存在として出せれば、最高ですね!
①:「宝玉獣」モンスターを魔法&罠ゾーンに置く
冒頭の特徴でも紹介した通り、「宝玉獣」モンスターを魔法&罠ゾーンに置きます。
魔法&罠ゾーンに置く方法については、「宝玉獣」モンスターの共通効果を使う方法もありますが、それ以外にも「宝玉獣 サファイア・ペガサス」を召喚・特殊召喚したり、「宝玉の樹」にジェムカウンターを貯めたり、「宝玉の加護」や「宝玉の絆」の発動、「宝玉の奇跡」の墓地効果などを使って、置くこともできます。
②:魔法・罠ゾーンに置いた「宝玉獣」を利用する
魔法&罠ゾーンに置いた「宝玉獣」カードの利用手段としては、まずは「破壊する」というパターンがあり、「心の架け橋」で破壊して、「宝玉」魔法・罠カードのサーチにしたり、「宝玉の奇跡」で破壊して、モンスター効果・魔法・罠カードの発動を無効にする使い方があります。
また「特殊召喚する」というパターンもあり、「宝玉神覚醒」や「宝玉の加護」の墓地効果などによって、魔法&罠ゾーンに置いた「宝玉獣」カードをモンスターゾーンに特殊召喚することもできます。
【宝玉獣】デッキで目指したい盤面
ここでは、紹介した【宝玉獣】デッキレシピで、目指したい盤面を紹介しておきます。
①:「心の架け橋」+「宝玉」罠カード
「宝玉獣 サファイア・ペガサス」や「宝玉の絆」によって、魔法&罠ゾーンに置いた「宝玉獣」カードを、「心の架け橋」で破壊することで、「宝玉」魔法・罠カードをサーチできるので、積極的に作りたい盤面になります。
「心の架け橋」効果による「宝玉」魔法・罠カードのサーチ候補先としては、展開を考えないのであれば、基本的には罠カードを狙いたいところです。
モンスター効果・魔法・罠カードの発動をカウンターできる「宝玉の奇跡」や、「宝玉獣」モンスターの攻撃力を、そのモンスターの元々の守備力分アップできる「宝玉の玲瓏」、「宝玉獣」モンスターが戦闘・効果破壊されると、デッキから「宝玉獣」モンスターを特殊召喚できる「宝玉の集結」の中から状況に応じて選ぶといいでしょう。
②:「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」の特殊召喚
「宝玉の絆」、「宝玉の加護」、「宝玉の樹」の3枚があれば、1ターンで「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」の特殊召喚まで狙えます。
①:「宝玉の絆」を発動し、「宝玉獣 サファイア・ペガサス」をサーチして、「宝玉獣 ルビー・カーバンクル」を魔法&罠ゾーンに置く。
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②:「宝玉の樹」を発動。
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③:「宝玉獣 サファイア・ペガサス」を召喚して、「宝玉獣 アンバー・マンモス」を魔法&罠ゾーンに置く。
※魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」モンスターが置かれたので、「宝玉の樹」にジェムカウンターを1つ置く。
↓
④:「宝玉の加護」を発動して、「宝玉獣 サファイア・ペガサス」を破壊し、「宝玉獣トークン」を特殊召喚する。
※「宝玉獣 サファイア・ペガサス」が置かれたので、「宝玉の樹」にジェムカウンターを1つ置く。
↓
⑤:2個ジェムカウンターが乗っている「宝玉の樹」を墓地へ送り、デッキから「宝玉獣 アメジスト・キャット」と「宝玉獣 トパーズ・タイガー」を魔法&罠ゾーンに置く。
↓
⑥:魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが置かれたので、墓地の「宝玉の加護」を除外して、「宝玉獣 サファイア・ペガサス」を魔法&罠ゾーンから特殊召喚。
↓
⑦:「宝玉獣 サファイア・ペガサス」の効果で、「究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン」を魔法&罠ゾーンに置く。
↓
⑧:魔法&罠ゾーンの「究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン」の効果を使って、「宝玉獣 エメラルド・タートル」をデッキから効果を無効にして特殊召喚し、「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」をデッキからサーチ。
↓
⑨:自分フィールドに「宝玉獣」モンスターが7種類いるので、「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」を手札から特殊召喚。
なお、魔法&罠ゾーンに置いたり、⑧の手順で特殊召喚する「宝玉獣」カードについては、この通りでなくても大丈夫なので、そこは好きにしてください。
ちなみに、今回のデッキではランク4のエクシーズモンスターを採用してませんが、⑦から⑧の動きだけを使って、特殊召喚する「宝玉獣」モンスターをレベル4にすると、ランク4のエクシーズ召喚を狙うことができますので、覚えておくと良いでしょう。
③:「究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン」の特殊召喚
「究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン」の出し方ですが、実は「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」を特殊召喚できていればとても簡単で、「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」をリリースするだけで、EXデッキから特殊召喚ができます。
ただ、その場合は「融合」魔法カードなしで特殊召喚できますが、融合召喚扱いではないので、「究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン」の自身をリリースして、フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻す②の効果を使えない点に注意が必要です。
そちらの効果も使いたい場合は、今回は採用しませんでしたが「究極宝玉陣」を使って、融合召喚を狙うといいでしょう。
融合召喚で特殊召喚しなかった場合でも、墓地の「宝玉獣」モンスターを除外して、攻撃力を上げる効果は使えるので、打点4000と合わせるとフィニッシャー級のモンスターになります。
④「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバードライブ」の特殊召喚
「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバードライブ」を出すための条件は、
- 「究極宝玉神」モンスターを特殊召喚しているデュエル中であること
- 自分のフィールド・墓地から「究極宝玉神」モンスターと「宝玉獣」モンスターを7体除外すること
この2つの条件のクリアでのみ特殊召喚できます。
こちらも「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」を特殊召喚できていれば、ほぼほぼ出せる状態となってます。
「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバードライブ」は、除外されている「宝玉獣」モンスターが7種類以上だと攻撃力が7000アップするので、11000打点のアタッカーとして、ダメージやダイレクトアタックが通れば、デュエルを終わらせることができます。
また、「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバードライブ」が戦闘を行っていない自分・相手ターンに、自身をリリースすることで、フィールドのカードをデッキに戻してリセットしつつ、除外されている自分の「宝玉獣」モンスターを任意の数だけ特殊召喚できるので、妨害モンスターとしての側面もあります。
【宝玉獣】デッキ改良するなら?
今回は、ストラクチャーデッキをメインに構築したので、ここでは紹介した【宝玉獣】デッキを改良するなら、どんなカードと相性が良いのかを紹介しておきます。
「A宝玉獣」カード
こちらのタイプは、フィールド魔法の「アドバンスド・ダーク」が必須となりますが、普通の「宝玉獣」モンスターよりも個々の効果が強化されており、取り入れることで「宝玉」魔法・罠カードの共有や「宝玉獣」の種類を増やすことにも繋がります。
あとは、「アドバンスド・ダーク」がないと、モンスターゾーンの「A宝玉獣」が墓地へ送られてしまうデメリットをどこまで受け入れることができるかといったところです。
「トライブリゲード」カード
EXデッキを強化したいと考える場合には、獣族・鳥獣族・獣戦士族がいる「トライブリゲード」を取り入れるのも1つの手に。
【宝玉獣】には、4種類の獣族と1種類の鳥獣族がいるため、無理なく取り入れることができ、「トライブリゲード」モンスターが持つ効果や「鉄獣の抗戦」によって、リンク召喚が行えるので、デッキの戦術の幅が広がる点になります。
「レインボー・ネオス」
融合召喚を強化するパターンとしては、「E・HERO ネオス」+「究極宝玉神」モンスターを融合素材とする「レインボー・ネオス」を取り入れるのもありかと思います。
「レインボー・ネオス」の融合サポートとして、デッキ内のモンスターも融合素材にできる「ネオス・フュージョン」がありますし、「E・HERO ブレイヴ・ネオス」(「E・HERO ネオス」とレベル4以下の効果モンスターを融合素材にする)も採用できるため、融合召喚の幅を広げる場合は、候補となってきます。
最後に
今回は、【宝玉獣】デッキ・回し方を紹介しました。
ハイロンにとって、【宝玉獣】は、「デュエリストパック−ヨハン編−」が出た頃に組んだ以来だったので、今回の「ストラクチャーデッキ−宝玉の伝説−」で、久しぶりに触ってみて、懐かしさを感じるとともに、1ターンで「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」まで出せる方法があることにビックリして、実は、浦島太郎状態ですww
「宝玉獣」のサポートカードが充実してて、変わりましたね。
ではこのあたりで【宝玉獣】デッキの紹介を終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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