- 【サイバー・ダーク/Cyberdark】の魅力とは?
- 【サイバー・ダーク】デッキレシピ
- 【サイバー・ダーク】デッキの回し方・ポイント
- 【サイバー・ダーク】デッキで目指したい盤面
- デッキに採用したカードについて
- コラム:【サイバー・ダーク】の軌跡
- 最後に
- 関連記事
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どうも、ハイロンです。
今回は、墓地のドラゴン族を装備できる【サイバー・ダーク】デッキを紹介します。
こちらも前回の【宝玉獣】デッキに続き、ストラクチャーデッキで強化されたテーマになります。
では、まずは【サイバー・ダーク】の特徴からどうぞ!
【サイバー・ダーク/Cyberdark】の魅力とは?
【サイバー・ダーク】は、闇属性・機械族のテーマで、初収録は2006年8月10日に発売された「サイバーダーク・インパクト」になりますが、正式にカテゴリー化したのは2017年に発売された「デュエリストパック−レジェンドデュエリスト編−」からだったりします。
【サイバー・ダーク】の魅力としては、以下の2つが挙げられます。
魅力①:ドラゴン族モンスターを装備できる
【サイバー・ダーク】の魅力としては、やはり召喚した場合に墓地のレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備する効果になります。
「サイバー・ダーク」モンスターの効果で、装備するメリットとして2つあって、①装備したモンスターの元々の攻撃力分、「サイバー・ダーク」モンスターの攻撃力を上げる攻撃力上昇効果と、②戦闘で破壊される場合に代わりに装備したモンスターを破壊できる身代わり効果になります。
魅力②:エクストラデッキからモンスターを墓地へ送れる。
これに関しては、「サイバー・ダーク・クロー」を装備した「サイバー・ダーク」モンスターに限りますが、エクストラデッキからモンスターを墓地へ送れるのも魅力となります。
これによって、墓地へ送られた場合の効果を持つモンスターや、墓地から除外して効果を発動できるモンスターを送って、その効果を使ったり、エクストラデッキから出てくるモンスターが融合素材となっているモンスターを墓地へ送って、墓地融合できるカードで融合召喚するという戦術にも使えます。
【サイバー・ダーク】デッキレシピ
「2022年Vジャンプ8月号」までのカードを取り入れた【サイバー・ダーク】デッキを紹介します。
〈モンスター:22枚〉
黄金郷エルドリッチ×1
教導の騎士フルルドリス×1
サイバー・ダーク・カノン×3
サイバー・ダーク・クロー×3
教導の大神祇官×2
教導の聖女エクレシア×3
水月のアデュラリア×2
サイバー・ダーク・ホーン×2
サイバー・ダーク・エッジ×3
サイバー・ダーク・キール×2
〈魔法:12枚〉
サイバーダーク・インフェルノ×2
おろかな埋葬×1
貪欲な壺×1
強欲で謙虚な壺×3
天底の使徒×1
ハーピィの羽根帚×1
サイバーダーク・ワールド×3
〈罠:6枚〉
死塊融合×1
ドラグマ・パニッシュメント×3
サイバーダーク・インヴェイジョン×2
〈エクストラデッキ:15枚〉
鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン×2
鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン×1
中生代化石騎士 スカル・ナイト×2
旧神ヌトス×3
灰燼竜バスタード×2
サイバー・エンド・ドラゴン×1
鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン×1
ウィンドペガサス@イグニスター×2
PSYフレームロード・Ω×1
【サイバー・ダーク】デッキの回し方・ポイント
【サイバー・ダーク】デッキの動かし方としては、①ドラゴン族を墓地へ送る。②「サイバー・ダーク」モンスターを召喚して、ドラゴン族を装備するを基本としながら、エクストラデッキのカードを墓地へ送って、相手のカードを破壊したり、エクストラデッキを破壊しながらライフを削っていきます。
ドラゴン族を墓地へ送る
「サイバー・ダーク」モンスターが墓地のレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備するので、まずはドラゴン族モンスターを墓地へ用意しておかなければなりません。
「サイバー・ダーク・カノン」、「サイバー・ダーク・クロー」の効果を使って、「サイバー・ダーク」モンスターや「サイバーダーク」魔法・罠カードをサーチしたり、「おろかな埋葬」を使って、墓地にレベル3以下のドラゴン族モンスターがいる状態を作っていきましょう。
「サイバー・ダーク」モンスターを召喚する
墓地にレベル3以下のドラゴン族がいれば、あとは「サイバー・ダーク」モンスターを召喚して、ドラゴン族を装備します。
このデッキに採用しているレベル3以下のドラゴン族は、「サイバー・ダーク・カノン」と「サイバー・ダーク・クロー」しかいないので、そのどちらかを装備することで、攻撃力2400の「サイバー・ダーク」モンスターを作ることができます。
問題はどちらを装備するかですが、基本的にはエクストラデッキから墓地へ送れる効果がある「サイバー・ダーク・クロー」を優先して装備しますが、装備が外れた場合の1枚ドローを狙ったり、「黄金郷エルドリッチ」を墓地へ送りたい場面は、「サイバー・ダーク・カノン」にすることもあります。
装備が外れた「サイバー・ダーク」モンスターの再利用方法
身代わり効果を使うなどして、装備カードが外れた「サイバー・ダーク」モンスターについては、フィールド魔法の「サイバーダーク・インフェルノ」によって、再利用することができます。
「サイバーダーク・インフェルノ」は、「サイバー・ダーク」モンスターを手札に戻すことで、「サイバー・ダーク」モンスターを召喚できる②の効果があるので、その効果を使うことで、実質、装備付きの「サイバー・ダーク」モンスターを蘇らすことができます。
なお、「サイバーダーク・インフェルノ」があることによって、装備カードを持つ「サイバー・ダーク」モンスターに、相手の効果の対象にならない+相手の効果で破壊されないというダブルの耐性を得ることができます。
エクストラデッキを利用する戦術
このデッキでは、「サイバー・ダーク・クロー」の効果で、エクストラデッキから墓地へ送れることから、その送ったエクストラデッキのカードを使って戦うこともデッキの回し方のポイントとなります。
ちなみに「サイバー・ダーク・クロー」の他には、「教導の大神祇官」や「天底の使徒」、「ドラグマ・パニッシュメント」の「ドラグマ」カードを使って、エクストラデッキのカードを墓地へ送ります。
墓地へ送る狙い目としては、「中生代化石騎士 スカル・ナイト」や「旧神ヌトス」であれば除去効果を発動でき、「灰燼竜バスタード」を送れば、「ドラグマ」モンスターの特殊召喚またはサーチを発動することができます。
また、「ウィンドペガサス@イグニスター」であれば、戦闘・効果破壊に対しての準備ができ、「PSYフレームロード・Ω」を送れば、上記の融合モンスターの回収ができます。
その他のエクストラデッキを利用する戦術としては、「教導の大神祇官」で相手のエクストラデッキを削るという戦い方もできます。
【サイバー・ダーク】デッキで目指したい盤面
ここでは、紹介した【サイバー・ダーク】デッキレシピで、目指せる盤面を紹介しておきます。
①:「サイバー・ダーク・エッジ」+「ドラグマ」モンスター
「サイバー・ダーク・クロー」1枚からできる盤面となりますが、戦闘を介す必要があるため、先行1ターン目や攻撃できない状況では作れません。
①:「サイバー・ダーク・クロー」の効果を発動して、「サイバーダーク・ワールド」をデッキからサーチ。
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②:「サイバーダーク・ワールド」で、「サイバー・ダーク・カノン」をサーチ。
↓
③:「サイバー・ダーク・カノン」の効果で、「サイバー・ダーク・エッジ」をサーチし、そのまま召喚して、「サイバー・ダーク・クロー」を装備する。
↓
④:バトルフェイズに入り、「サイバー・ダーク・エッジ」で攻撃(直接攻撃)して、ダメージ計算時に、装備されている「サイバー・ダーク・クロー」の効果で、エクストラデッキから「灰燼竜バスタード」を墓地へ送る。
↓
⑤:エンドフェイズに、「灰燼竜バスタード」の効果を発動して、「ドラグマ」モンスターを特殊召喚する。
特殊召喚する「ドラグマ」モンスターとしては、守備力の高い「教導の大神祇官」か、サーチ効果で、「教導の騎士フルルドリス」などを持ってこれる「教導の聖女エクレシア」になります。
なお、「サイバー・ダーク・エッジ」の部分は、他の「サイバー・ダーク」機械族モンスターでも良いのですが、直接攻撃できる効果により、装備している「サイバー・ダーク」の効果が通りやすいため、優先度が高くなります。
また、「サイバーダーク・ワールド」は、自分の墓地にいる「サイバー・ダーク」モンスターをサーチできないので、②の段階で、「サイバー・ダーク・カノン」が墓地にいないことが条件となってきます。
②鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン
「天底の使徒」や「ドラグマ・パニッシュメント」などであらかじめ、エクストラデッキのモンスターを墓地へ送っておかなければなりませんが、「教導の大神祇官」と「死魂融合」があれば、普通では手間がかかる「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」の融合召喚も簡単に出せます。
①:あらかじめ墓地い送っておいたエクストラデッキから出てくるモンスターを除外して、「教導の大神祇官」を特殊召喚。
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②:「教導の大神祇官」の効果を使って、エクストラデッキから「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」と「サイバー・エンド・ドラゴン」を墓地へ送る。
(そして、相手もエクストラデッキから2枚墓地へ送る。)
↓
③:「死魂融合」をセットして、相手ターンに「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」と「サイバー・エンド・ドラゴン」を除外して、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」を融合召喚。
「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」を出せれば、相手が発動した効果を受けない効果と攻撃力が5000もあるので、自分のターンが帰ってきやすくなると思います。
自分のターンになれば、自身が持つ墓地のモンスターを装備できる効果や「サイバーダーク・インヴェイジョン」を使って装備して、攻撃回数を増やすといいでしょう。
デッキに採用したカードについて
ここでは、【サイバー・ダーク】以外の採用したカードについて、補足や採用理由などを紹介しておきます。
「黄金郷エルドリッチ」
「黄金郷エルドリッチ」は、【サイバー・ダーク】デッキでは、「サイバー・ダーク・ワールド」が永続魔法ということだったり、墓地のモンスターを装備するので、複数の「サイバー・ダーク」モンスターがいると、魔法・罠ゾーンが埋まってくる問題があるので、不要なカードをコストに特殊召喚しながら、それを解決できるため採用してます。
また、装備されているドラゴン族の「サイバー・ダーク」の効果の起動にもできるため、相性が良く、「サイバー・ダーク・カノン」や「おろかな埋葬」で墓地へ送りたいモンスターにもなります。
「水月のアデュラリア」
「黄金郷エルドリッチ」の方は、埋まってしまう魔法・罠ゾーンをこじ開けるようなカードでもありますが、「水月のアデュラリア」の方は、逆にその状態を利用しようといったタイプのモンスターになります。
「水月のアデュラリア」は、フィールドの表側の魔法・罠カードの数×600、自身の攻撃力と守備力をアップする効果を持っているので、装備カード扱いの「サイバー・ダーク」モンスターや「サイバーダーク」魔法・罠カードによって埋まっている状態でも、大幅なパワーアップが狙えます。
ちなみに「水月のアデュラリア」はレベル5のモンスターですが、魔法・罠ゾーンに表側のカードが存在すれば、手札から特殊召喚できるモンスターになるので、装備カード付きの「サイバー・ダーク」がいるだけで、特殊召喚の条件が満たせ、アタッカーを増やすことができます。
なお、「黄金郷エルドリッチ」もですが、これらのモンスターを使うときの注意点としては、「強欲で謙虚な壺」の存在で、そのカードを発動してしまうと特殊召喚できない点にだけ注意が必要です。
コラム:【サイバー・ダーク】の軌跡
最後に【サイバー・ダーク】デッキが、新規カードを得る度に、どのように変化したのかについて、触れておきます。
変化①:テーマ内にドラゴン族が追加
出た当初は、機械族の「サイバー・ダーク」だけだったので、それとは別にドラゴン族モンスターを用意しなければならなかったのですが、デュエリストパックにて、「サイバー・ダーク・カノン」と「サイバー・ダーク・クロー」が登場したことによって、「サイバー・ダーク」のモンスターやサポートカードをサーチしながら、墓地にドラゴン族モンスター貯めれるようになり、テーマ内だけでデッキを組めることができるようになったのは、【サイバー・ダーク】にとっては、大きな転換点となってます。
変化②:サポートに恵まれ、安定性が向上。
「サイバー・ダーク・カノン」や「サイバー・ダーク・クロー」も安定性に貢献していますが、さらにストラクチャーデッキにて、「サイバーダーク・ワールド」というサーチカードが登場し、デッキの安定性も向上してます。
また「サイバー・ダーク・クロー」でサーチできる範囲も、「サイバーダーク・インフェルノ」や「サイバーダーク・ワールド」、「サイバーダーク・インヴェイジョン」が登場したことによって、広がっており、状況に応じて選べるようになったのも大きな変化と言えるでしょう。
最後に
今回は、【サイバー・ダーク】のデッキ・回し方を紹介しました。
ドラゴン族を装備して戦うデッキとしては、【ドラグニティ】もいますが、それよりも古いテーマが、【サイバー・ダーク】になります。
こちらは、どちらかというと、レベル3以下のドラゴン族モンスターを装備して、殴るようなビートダウンデッキなので、展開デッキよりもそのようなデッキの方が回すのが得意という人は、参考にして作ってもらえたらと思います。
ではこのあたりで【サイバー・ダーク】デッキの紹介を終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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