どうも、ハイロンです。
前回は、デッキの作り方のデッキ構築論をお届けしましたので、今回は、そのデッキ構築論を使って、実際に私ハイロンがデッキを作ってみます。
何か参考になる部分があれば、取り入れてみてくださいね。
デッキを作る時のステップは、
①デッキの方向性を決める
②キーワードを見つける
③脇役やサポートカードを探す
④汎用カードの採用
⑤デッキを回してみる
⑥デッキの修正(改良)をする
でしたね。
では、1つずつステップを踏みながら作っていきたいと思います。
▼前回のデッキ構築論を今回使ってデッキを作ります!
yugioh-minor-labo.hatenablog.com
①デッキの方向性を決める
デッキの方向性の決め方としては、個別カードに着目して決める方法と、システムやテーマに基づいて決める方法の2パターンがありましたね。
私ハイロンは、「ダーク・ネオストーム」から「星遺物の守護竜メロダーク」に着目してデッキを作ってみたいと思いました。
着目した理由としては、②の効果である『このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドのドラゴン族モンスターの数×500ダウンする。』の部分です。
自分のモンスターの攻撃力を上げて戦うというデッキは多いのですが、相手モンスターの攻撃力・守備力を下げて戦うというデッキは珍しいのでは?と思い、着目してみました。
デッキの方向性が決まったので、次のステップに参りましょう!
②キーワードを見つける
ここでは、カードのステータスやテキストからキーワードになりそうなものを見つけていきます。
「星遺物の守護竜メロダーク」が主役なので、カードに書かれている情報からキーワードとなるものを探します。
星9/風属性/ドラゴン族/攻2600/守3000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・墓地から通常モンスター2体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドのドラゴン族モンスターの数×500ダウンする。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードとは元々の種族・属性が異なるレベル9モンスター1体を自分の墓地から選んで手札に加える。
ステータスやカードテキストから、
●「星遺物」
●守護竜(※正確には、カテゴリーテーマではないですが。)
●風属性
●ドラゴン族
●レベル9
●通常モンスター
がデッキ構築の際のキーワードになりそうですね。
ではこのキーワードをもとに、次の脇役やサポートカードを探すフェイズに入ります。
③脇役やサポートカードを探す
脇役カードやサポートカードの探し方は、遊戯王wikiを見たり、公式のカード検索でキーワードを検索でしたね。
まずは、遊戯王wikiで「星遺物の守護竜メロダーク」を見てみましょう。
効果の分類や、効果ごとの解説が載っているので、ひと通り読んでみます。
また、解説の後には関連カード、収録パックと続くので、カードを探している時は、そこもチェックポイントに!
では実際ハイロンは、遊戯王wikiの「星遺物の守護竜メロダーク」のページを読んでみて、何をポイントにしたかというと・・・
●バニラのドラゴン族モンスターを脇役に添える。
●レベル9を主軸にする。
の2つができそうと考えました。
レベル9のモンスターについては、同ページにモンスターの一覧が載っていたので、その中から「巨大戦艦 ブラスターキャノン・コア」や「古代の機械熱核竜」、「夢幻転星イドリース」、「雷撃壊獣サンダー・ザ・キング」などの存在が気になりましたし、「星遺物の胎導」というサポートカードの存在も心強いですね。
バニラのドラゴン族モンスターに関しては、遊戯王wikiでは、情報が少なかったので、公式のカード検索や遊戯王ニューロンのカード検索機能を使って何かいいカードはないか、探すことにしました。
「ドラゴン族・通常モンスター」で検索すると、「アレキサンドライト・ドラゴン」に目を引くも、ハイロンは「竜剣士マスターP」と「竜魔王ベクターP」に着目。
そこで、その後「ドラゴン族・レベル4・ペンデュラムモンスター」も検索しました。
数は少なかったですが、「竜剣士ラスターP」や「竜魔王レクターP」、「EM小判竜」をピックアップできました。
ここで、レベル9を主軸にするタイプとドラゴン族・ペンデュラム軸タイプで悩んだ結果…
レベル9を軸にすると手札事故が起こるかもということで、ひとまず"ドラゴン族・ペンデュラム軸タイプ"で作ることにしました。
④汎用カードの採用
上で挙げたカードを入れた後、残った枠に汎用カードを入れ、とりあえずデッキを完成させてみます。
汎用カードと呼べるかわかりませんが、「ペンデュラム」モンスターがいるので、「デュエリスト・アドベント」や「金満の壺」、「イグナイト・リロード」を積み込み、ドラゴン族ということで守護竜パーツも取り入れることにしてみました。
あとは、定番の「死者蘇生」や「ハーピィの羽根帚」を加えて、完成させてみました。
仮組ですが、できたデッキがこちら↓
完成といきたいところですが、このデッキのテストを行いたいと思います。
⑤デッキを回してみる
管理人には、身近にデュエルできる友達や知り合いがいないので、今回はデッキを1人で回して簡単なテストをしてみることに。
やり方は、デッキをシャッフルし、上から5枚ドローしてみて、そこからどう動けるか試します。
それを数十回以上した結果、見えてきたことは、
・蘇生カードは「星遺物の守護竜」だけでよい?
・「カーボネドン」いらない?
・「予想GUY」の枚数調整した方がいい?
・「金満の壺」が少し使いにくい?
と感じました。
いろいろと課題が見えてきたので、次のステップに移りたいと思います。
⑥デッキの修正(改良)をする
1人回しや対人戦で課題や不要なカードが見えてきたら、それを解決できるカードを入れたり、カードの入れ替えを行います。
テストしてみた結果、上記で挙げたカードの枚数調整や不要なカードを抜いて、守護竜経由からの「星遺物の守護竜メロダーク」を特殊召喚するルートを増やすために「聖刻龍―ドラゴンヌート」を採用することに!
「聖刻龍―ドラゴンヌート」は、カード効果の対象になった時に、手札・デッキ・墓地から通常モンスターの攻守を0にして特殊召喚する効果を持っていて、その効果を使って、守護竜に繋げる感じにしてみます。
これにより「星遺物の守護竜」の位置を動かす効果がトリガーになったり、さらに「亡龍の戦慄―デストルド―」を採用することで、ドラゴン族モンスターを並べることができて、レベル7シンクロも利用できるというメリットも生まれます。
そこからさらに改良してできたデッキレシピの形がこちらです↓
〈メインデッキ〉
〈エクストラデッキ〉
ペンデュラム要素を抜いて、「聖刻龍―ドラゴンヌート」を中心にしてみました。
ただ、まだこれで完成したとは思っていないので、これから対戦→修正を繰り返していって、デッキの中身や完成度を高めていきたいと思います。
最後に
デッキを作る6つのステップを使って、実際にデッキを作ってみました。
デッキの方向性を決めたり、カード探しやデッキの修正するステップは、多少カードのことを知っていないと、すぐには出てこないと思うので、初心者の方にとっては難しいかもしれませんね。
なので、はじめは他の人のデッキレシピを真似することから入ってもいいでしょう。
ただ、いつまでも真似しているだけでは上達したとは言えません。
なぜならそれは、あくまでも他人のデッキをコピーしているに過ぎないからです。
ある時期からは、なぜこのカードは入っているのか?と疑問を持ちながら、1枚1枚カードを見て、自分なりにその答えを出せるようになってください。
そこまでいくと、あなたはもう立派なデッキビルダーとして、デッキ構築ができることでしょう。
前回と今回の記事が、一人でも多くの人のデッキ構築に、役立っていることを願いつつ、このあたりで終わりたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
テーマデッキ編もあるので、もし良かったらそちらも参考にしてみてください!