(引用元:Pixabay)
どうも、ハイロンです。
今回は、遊戯王のテーマデッキの作り方を紹介したいと思います。
デッキの作り方に関しては、過去にデッキ構築論と個別カードに注目して作って紹介したものを紹介しましたが、そういえばテーマデッキに特化したものは、まだ紹介できていなかったので、今回、書いてみました。
過去に紹介したデッキ構築論ならびに個別カードに注目して作ったデッキの作り方については、最後の方にリンクを貼っておくので、もしよければそちらも参考にしていただけたらと思います。
テーマデッキを作る上での3つのポイント
①テーマが持つキーワードを見つける。
②キーワードを活かす関連カードを集め、取捨選択する。
③弱点を埋める。
基本はデッキ構築論で述べたことになりますが、今回はテーマデッキ用にポイントを3つに絞ってみました。
テーマデッキを組むメリットとしては、普通は、デッキを組むスタートの時点で、デッキの方向性を決める必要がありますが、テーマデッキを作る場合は、そのテーマ内にデッキの方向性が組み込まれていることが多く、その部分を省略できるところと、基本的な構築であれば、時間がかからないというところもあります。
①テーマが持つキーワードを見つける
自分が作りたいテーマのカードからキーワードを見つけていきます。
キーワードを見つけるヒントとしては、そのテーマの属性・種族・レベルなどのステータスに関するものや共通する効果・特徴を見ておくといいでしょう。
わかりにくければ、遊戯王wikiのカテゴリーテーマのページを使うのもいいですね。
②キーワードを活かす関連カードを集め、取捨選択する
キーワードを見つけれたら、それを活かすようなカードを集めていきます。
ですが、テーマデッキの場合は、所属するカテゴリーのカードを集めるだけで、大体の関連カードが揃うので、カードを探す負担が少ないのが利点です。
カテゴリーのカードや関連カードを集めたら、その中からデッキに採用するための取捨選択します。つまり、集めたカードの中から何を優先し、何を捨てるかを決めます。
これに関して管理人は、①で見つけたキーワードを参考にしながら、そのテーマ内でも中心的な役割を担うカードをセンターにして、そこにアクセスできるカード(サーチカードなど)を脇に固めるような感じで取捨選択することが多いです。
(デッキタイプによっても、多少変わります。)
プレイマットの上で、相関図を描くようにカードを並べて、選んでもいいかもしれないですね。
なお、キーワードを活かしたり、枠が空いているのであれば、ここで汎用カードを入れちゃっても大丈夫です。
汎用カードは、デッキの安定性やデッキのパワーの底上げを高めてくれる役割があるので、ファンデッキなどの特殊な事情がない限りは、入れておいて損はないと思います。
③弱点を埋める
テーマデッキは、作りやすくてわかりやすい反面、弱点もわかりやすくて、対策されやすいという欠点もあるので、枠が余っていたら弱点を埋めるようなカードを採用したいところです。
弱点を埋めるには、対策カードを直接入れる方法が1番なのですが、そのカードがピンポイントすぎず、なるべく汎用的なカードを選ぶのがコツになります。
(ピンポイントすぎるカードは、そもそもサイドデッキ向けのカードが多いです。)
あとは、他のカテゴリーテーマと混ぜ物をして、弱点を薄めるor弱点を補う方法もありますが、組み合わせや枚数の調整があり、構築の難易度も上がり、純構築に比べて事故を起こしやすいという面もあるので、なるべくシンプルに対策カードを直接入れる方が、オススメです。
サンプル例:【魔妖】デッキ
では上記のポイントを参考に、【魔妖】デッキを作ってみたので紹介します。
デッキの仕上がりはこんな感じです↓
【魔妖】デッキレシピ
〈モンスター:22枚〉
馬頭鬼×3
ジャック・ア・ボーラン×2
麗の魔妖-妲姫×3
ヴァンパイア・フロイライン×3
翼の魔妖-波旬×3
アンクリボー×3
氷の魔妖-雪娘×3
儚無みずき×2
〈魔法:11枚〉
おろかな埋葬×1
魔妖廻天×3
ワン・フォー・ワン×2
死者蘇生×1
ハーピィの羽根帚×1
墓穴の指名者×3
〈罠:7枚〉
戦線復帰×2
大捕り物×3
神の通告×2
〈エクストラデッキ:15枚〉
轍の魔妖-朧車×2
毒の魔妖-土蜘蛛×2
翼の魔妖-天狗×2
麗の魔妖-妖狐×2
骸の魔妖-餓者髑髏×2
氷の魔妖-雪女×3
零氷の魔妖-雪女×2
管理人のデッキ構築の過程
上記のデッキレシピを見ながら、以下の解説を読んでもらうと管理人のデッキ構築の過程がのぞけるかも…??
①キーワードを読み取る
メインデッキに入るモンスターからは、なかなかキーワードが見えずらいですが、「魔妖」シンクロモンスターに注目して見ると、『墓地から特殊召喚した場合』が共通する効果になるので、この点をチェック!
あとは、レベルはバラバラですが、種族がアンデット族という点やシンクロ召喚を使うということもヒントになりそうですね。
②キーワードを活かす関連カードを集め、取捨選択する
「魔妖」は、まずシンクロテーマなので、チューナーである「麗の魔妖-妲姫」と「魔妖」シンクロモンスターが中心になるように周りを固めました。
「麗の魔妖-妲姫」を持って来れる「翼の魔妖-波旬」や「魔妖廻天」をフル投入し、「翼の魔妖-波旬」がレベル1なので、「ワン・フォー・ワン」も採用してます。
続いて、「魔妖」シンクロモンスターは「墓地から特殊召喚した場合」に効果を発動できるので、蘇生できるカードを多く取り入れてます。
有名どころの「馬頭鬼」や「死者蘇生」をはじめ、「魔妖」シンクロモンスターには除去効果を持つモンスターもいるので、相手ターンで蘇生できる「ジャック・ア・ボーラン」や「アンクリボー」、「戦線復帰」といったカードをここではチョイスしてます。
③弱点を埋める
最後に残った枠で、弱点を埋めていきます。
「魔妖」の1番の弱点としては、特殊召喚を多用するので、他のデッキよりも「増殖するG」を投げられると非常に厳しいことがあげられます。
なぜなら「魔妖」を1回シンクロ召喚しただけで、2枚ドローさせてしまう(「魔妖」のシンクロ召喚分+「麗の魔妖-妲姫」の特殊召喚)ためです。
この致命的な「増殖するG」の対策として、「墓穴の指名者」や「神の通告」を入れてカバーしてます。
※「灰流うらら」があれば良かったのだが、現在他のデッキで使用中!どこかのタイミングでもう1セットほしい(泣)
あとは滅多にないですが、「骸の魔妖-餓者髑髏」の攻撃力を超えるモンスターが出てくると突破できないので、その対策と妨害目的も含めて「大捕り物」や「ヴァンパイア・フロイライン」といったカードを取り入れてます。
特に「大捕り物」は、レベルが奇数の相手モンスターを奪えば、「魔妖」のシンクロ素材にしつつ除去ができる数少ないカードもなります。
最後に
テーマデッキは、ある程度コンセプトや動かし方が決まっているので、デッキ構築の負担が少なく、作りやすいと思います。
また、カード自体もストラクチャーデッキやパックなどを買うだけで集めることができることが多く、手を出しやすいのも特徴です。
ただ、デッキにオリジナリティが生まれにくいので、デッキを作るプロセスにもっとこだわりたいという方には、少し物足りないかもしれませんが...。
というわけで、遊戯王のデッキの作り方のテーマデッキ編を終わりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
参考リンク集
冒頭で紹介したデッキ構築論
yugioh-minor-labo.hatenablog.com
冒頭で紹介した個別カード編
yugioh-minor-labo.hatenablog.com