- 【デスピア】の魅力について
- 【デスピア】デッキレシピ
- 【デスピア】デッキの回し方
- 【デスピア】デッキで狙う展開パターン
- デッキに採用したカードについて
- コラム:新規カードで【デスピア】デッキはどう変わったのか?
- 最後に
- 関連記事
どうもハイロンです!
今回は、【デスピア】のデッキレシピや回し方を紹介します。
まずはじめに、【デスピア】の魅力を見ておきたいと思います。
【デスピア】の魅力について
【デスピア】は、「ドーン・オブ・マジェスティ」で登場した融合テーマで、メインデッキに入るモンスターは闇属性・天使族モンスター、エクストラデッキに入るモンスターは光属性・悪魔族モンスターというステータスで構成されています。
【デスピア】の魅力としては、主に以下の2つが特徴です。
魅力①:フィールド魔法で融合召喚
ほとんどの融合テーマは、融合召喚をする場合には、通常魔法を使って融合召喚をすることが普通ですが、【デスピア】は、融合効果を内蔵したフィールド魔法の「烙印劇城デスピア」を使って融合召喚する点が他のテーマにない特徴でもあり、魅力となります。
(ちなみに、「烙印劇城デスピア」の他にも、融合召喚ができるカードはあります。)
これによって、次の自分のターン以降も融合召喚することができます。
魅力②:融合消費を軽減
【デスピア】のモンスターの中には、融合素材になった場合に発動できる効果モンスターがいるので、その効果を使って、融合召喚の消費を軽減できるのも魅力となります。
具体的には、
- 「デスピアの大導劇神」→自身を特殊召喚できる効果
- 「デスピアの凶劇」→墓地および除外されている中から、「デスピア」モンスターまたはレベル8以上の融合モンスターを特殊召喚できる効果。
- 「悲劇のデスピアン」→「デスピア」モンスターのサーチ効果。
※なお「悲劇のデスピアン」については、効果で墓地へ送られるか、効果で除外されても発動できます。
となってますので、これらのモンスターを融合素材に入れることで、融合消費を抑えれます。
【デスピア】デッキレシピ
では、「サイバーストーム・アクセス」までの新規カードを取り入れた【デスピア】デッキレシピを紹介します。
〈モンスター:20枚〉
デスピアの大導劇神×2
デスピアの導化アルベル×3
デスピアの凶劇×1
赫の聖女カルテシア×3
終末の騎士×1
増殖するG×3
悲劇のデスピアン×3
喜劇のデスピアン×1
灰流うらら×3
〈魔法:15枚〉
烙印劇城デスピア×2
おろかな埋葬×1
闇の誘惑×3
融合派兵×3
ハーピィの羽根帚×1
烙印開幕×1
赫の烙印×1
墓穴の指名者×2
烙印の使徒×1
〈罠:5枚〉
烙印追放×1
無限抱影×2
烙印の凶鳴×1
影依の偽典×1
〈エクストラデッキ:15枚〉
エルシャドール・ミドラーシュ×1
エルシャドール・アプカローネ×1
烙印竜アルビオン×1
赫灼竜マスカレイド×1
デスピアン・クエリティス×2
赫焉竜グランギニョル×2
捕食植物ドラゴスタペリア×1
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン×1
デスピアン・プロスケニオン×1
ガーディアン・キマイラ×1
赫聖の妖騎士×1
【デスピア】デッキの回し方
【デスピア】デッキの回し方としては、①「デスピア」モンスターの効果を使い、融合召喚の準備をしながら、②「烙印劇城デスピア」などを使って、融合モンスターを融合召喚して、相手のライフを減らすのが基本的な回し方となります。
Point①:「デスピア」モンスターで融合召喚の準備
「デスピアの導化アルベル」、「悲劇のデスピアン」、「烙印開幕」の効果を使って、必要な融合素材パーツを集めます。
集めるパーツとしては、融合魔法となるフィールド魔法の「烙印劇城デスピア」と融合素材に入れたい「デスピアの大導劇神」、「デスピアの凶劇」になります。
「烙印劇城デスピア」のサーチについて
「烙印劇城デスピア」に関しては、フィールド魔法なので「テラ・フォーミング」を使ったり、召喚・特殊召喚するだけで「烙印」魔法・罠カードをデッキからサーチできる「デスピアの導化アルベル」を使うことで手札に持ってこれます。
なお「烙印劇城デスピア」がすでにある場合は、デッキから「デスピア」モンスターをリクルートできる「烙印開幕」や、「デスピア」モンスターやレベル8以上の融合モンスターを蘇生しつつ、融合召喚ができる「烙印追放」に切り替えてもいいでしょう。
融合素材のサーチについて
「デスピアの大導劇神」や「デスピアの凶劇」のサーチについては、「悲劇のデスピアン」や「烙印開幕」を使うことで、集めることができます。
■悲劇のデスピアン
「悲劇のデスピアン」は、融合素材として効果で墓地へ送られるか、除外されると、「デスピア」モンスターをサーチできる効果を持っているので、「終末の騎士」や「おろかな埋葬」、「烙印開幕」、「闇の誘惑」などをトリガーとして、「デスピアの導化アルベル」、「デスピアの大導劇神」、「デスピアの凶劇」の中から必要なものをサーチするといいでしょう。
なお、②の効果により墓地にいる自身を除外することで、墓地にある「烙印」魔法・罠カードをセットできますが、こちらの効果とサーチ効果のどちらか1つしか発動できないので、注意が必要です。
■烙印開幕
「烙印開幕」は、手札を1枚捨てた後に、デッキから「デスピア」モンスター1体を手札に加えるか、守備表示で特殊召喚できる速攻魔法になります。
基本は、上級モンスターの「デスピアの大導劇神」や「デスピアの凶劇」を特殊召喚したり、速攻魔法ということで、自分のターンだけでなく、相手ターンにも「デスピアの導化アルベル」を特殊召喚するという使い方もできます。
なお、このカードを使うと、融合モンスターしかEXデッキから出せなくなりますが、通常召喚権を残せますので、こちらで「デスピアの大導劇神」や「デスピアの凶劇」を特殊召喚して、「デスピアの導化アルベル」を召喚することで、融合の準備が整います。
Point②:融合モンスターの融合召喚
融合素材を揃えることができたら、「烙印劇城デスピア」の効果によって、融合召喚を行います。
融合先は、「赫灼竜マスカレイド」、「デスピアン・クエリティス」、「ガーディアン・キマイラ」のどれかを狙うといいでしょう。
(なお「赫の聖女カルテシア」の効果を使って、融合召喚を狙う方法もありますが、そちらについては、後述する【デスピア】デッキで狙う展開パターンで紹介します。)
ここでは、各融合モンスターについて解説しておきます。
①赫灼竜マスカレイド
「赫灼竜マスカレイド」には、相手がカード効果の発動をする度に、ライフを600払わないと発動できなくなる効果があるので、先に出せると相手にライフポイントの面でプレッシャーをかけることができます。
さらに相手の場に、儀式・融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターがいる場合、墓地から自己蘇生できるので、先行や相手の展開前に出したいだけでなく、様子見したい場合に最適なモンスターになります。
②デスピアン・クエリティス
「デスピアン・クエリティス」は、自分・相手のメインフェイズに、レベル8以上の融合モンスター以外のモンスターの攻撃力を0にする効果があるので、戦闘で有利に立てるモンスターとなります。
ただ、融合素材などに使って特殊召喚した「デスピアの大導劇神」にも「デスピアン・クエリティス」の効果を受けてしまうので、それらのモンスターを横にならべる時には注意したいところです。
(一応、「デスピアの大導劇神」を守備表示で特殊召喚することで、その点はある程度カバーできますし、攻撃力0のモンスター同士の戦闘であれば、場には残ります。)
さらに「デスピアン・クエリティス」が相手の効果でフィールドから離れると、デッキから「デスピア」モンスターを手札に加えるか、特殊召喚できるので、攻めにも守りにも使えるモンスターになります。
③ガーディアン・キマイラ
「ガーディアン・キマイラ」は、魔法カードの効果で融合召喚した場合に、手札から融合素材としたモンスターの数だけドローし、フィールドから融合素材としたカードの数だけ相手のカードを破壊できる効果を持つので、融合召喚の消費を取り戻すことができます。
上記の「デスピア」融合モンスターと違って、カード名が異なるモンスター3体を融合素材とし、自分の手札・フィールドから1体以上を融合素材に使わないといけない制約がありますが、「デスピア」モンスターの融合素材になった場合の効果と組み合わせることで、盤面をひっくり返しつつ、大きなアドバンテージを得ることができるため、積極的に狙いたい融合モンスターになります。
【デスピア】デッキで狙う展開パターン
ここでは、今回紹介した【デスピア】デッキで狙える展開パターンを紹介します。
①:「デスピアン・クエリティス」+「デスピアの大導劇神」
手札に「デスピアの導化アルベル」と「デスピアの大導劇神」があると作れます。
※「デスピアの大導劇神」の代わりに、「烙印開幕」と手札コスト1枚でも可能です。
①:「デスピアの導化アルベル」を召喚し、「烙印劇城デスピア」をサーチ。
↓
②:「烙印劇城デスピア」を発動し、自分の場の「デスピアの導化アルベル」と手札の「デスピアの大導劇神」を素材に「デスピアン・クエリティス」を融合召喚。
↓
③:融合素材になって墓地へ送られたので、「デスピアの大導劇神」を特殊召喚。
これにより「デスピアン・クエリティス」の効果による弱体化と「デスピアの大導劇神」によるモンスターの効果無効の2妨害を行うことができますし、バトルフェイズが終わった後にランク8のエクシーズ召喚へ繋げることも一応できます。
(なお展開の途中で「烙印開幕」を使っていた場合は融合召喚しかできないので、エクシーズ召喚は諦めることになります。)
ちなみに「デスピアン・クエリティス」の代わりに、「赫灼竜マスカレイド」に変えて、相手がカード効果を発動する度に、ライフを削るような盤面にすることもできます。
②:「ガーディアン・キマイラ」+「デスピアの大導劇神」
上記の「デスピアの導化アルベル」と「デスピアの大導劇神」の他に、もう1枚カード名が異なるモンスターを加えると、「ガーディアン・キマイラ」の融合召喚を出すことができます。(融合素材とするモンスターが1体増えるだけで、ほぼ同じ手順で出せます。)
上記の手順で、手札からモンスター1体を融合素材として足すと、「ガーディアン・キマイラ」の効果で、2枚ドローと相手のカード1枚を破壊しながら、攻撃力3000以上のモンスターを2体並べることができますし、融合素材に「デスピアの凶劇」や「悲劇のデスピアン」を加えると、さらにアドバンテージを広げることができます。
③:「赫焉竜グランギニョル」+「エルシャドール・ミドラーシュ」
最低枚数で狙うのであれば「赫の聖女カルテシア」と「悲劇のデスピアン」の2枚で作れます。
(「悲劇のデスピアン」以外の「デスピア」モンスターでも狙えますが、その場合は、手札コスト用としてもう1枚必要となってきます。)
①:「赫の聖女カルテシア」を召喚し②の効果によって、手札の「悲劇のデスピアン」ともに融合素材にして、「赫焉竜グランギニョル」を融合召喚。
↓
②:「赫焉竜グランギニョル」の①の効果でエクストラデッキの「エルシャドール・アプカローネ」を墓地へ送るとともに、「悲劇のデスピアン」の①の効果で、デッキから「デスピア」モンスター1体をサーチ。
↓
③:墓地へ送られた「エルシャドール・アプカローネ」の③の効果で、デッキから「影依の偽典」をサーチして、「悲劇のデスピアン」の効果でデッキから手札に加えた「デスピア」モンスターを捨てる。
↓
④:「影依の偽典」をセットし、相手ターン中に発動して、「エルシャドール・アプカローネ」と「悲劇のデスピアン」を除外し、「エルシャドール・ミドラーシュ」を融合召喚。
なお相手ターン中に「影依の偽典」の効果で除外しているため、「悲劇のデスピアン」の効果による「デスピア」モンスターのサーチができるので、次に備えて「デスピアの導化アルベル」などをサーチしておくのもいいでしょう。
ちなみに「悲劇のデスピアン」以外の他の「デスピア」モンスターで狙う場合に、必要となってくる手札コストは、「影依の偽典」で捨てる用となります。
デッキに採用したカードについて
ここでは、【デスピア】以外の採用したカードについて、補足や採用理由を紹介しておきます。
「烙印竜アルビオン」
「烙印竜アルビオン」は、融合召喚をせずに、「赫焉竜グランギニョル」の効果で墓地へ送る専用モンスターとして採用してます。
「烙印竜アルビオン」が墓地へ送られると、「烙印」魔法・罠カード1枚を手札に加えるかセットができるので、その効果を使って、デッキから「烙印凶鳴」や「赫の烙印」、「烙印追放」、「烙印開幕」の中からその場にあった1枚をセットするのが目的となります。
「烙印追放」
「烙印追放」は、「デスピア」モンスターか、レベル8以上の融合モンスターを特殊召喚できるので、そのまま蘇生カードとしても使えますが、その後の効果で融合召喚をすることもできます。
蘇生する「デスピア」モンスターとしては、その後の融合召喚をする効果を使うか・使わないかで変わってきますが、融合召喚をするなら「デスピアの大導劇神」や「デスピアの凶劇」、「悲劇のデスピアン」を蘇生することで、そのまま効果を使うことができます。
融合召喚する効果を使わないのであれば、「デスピアの導化アルベル」が最適で、次のターンに向けて「烙印開幕」や場に無ければ「烙印劇城デスピア」をサーチして、融合召喚の準備ができます。
融合召喚の効果については、自分・相手の場のモンスターを融合素材にできるので、相手の展開中に使って、蘇生した自分の「デスピア」モンスターと相手の光属性・闇属性モンスターを融合素材にして、「赫灼竜マスカレイド」、「デスピアン・クエリティス」、「デスピアン・プロスケニオン」、「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」のどれかを融合召喚できれば、相手の思惑を崩すこともできます。
コラム:新規カードで【デスピア】デッキはどう変わったのか?
「バースト・オブ・デスティニー」から「サイバーストーム・アクセス」までに登場した新規カードによって、【デスピア】デッキがどのように変化したかについて、ここで書いておきたいと思います。
変化①:蘇生の強化
「デスピアの凶劇」や「烙印追放」が加わったことによって、初期の【デスピア】になかった蘇生の部分が追加されたので、融合素材に使ったモンスターを活かすことができる戦術も取れるようになりました。
特に「デスピアの凶劇」は、「闇の誘惑」などで除外されるとそのままになっていた「デスピア」モンスターを帰還させて、再利用できるようになってます。
蘇生に関してはそれに加えて、儀式モンスターやペンデュラムモンスター以外のエクストラデッキから出てきたモンスターがいれば、「赫灼竜マスカレイド」による自己蘇生も加わっていたりします。
変化②:妨害の増加
妨害もいくつか加わっていて、まず「烙印追放」の融合召喚効果により、相手モンスターを融合素材&除去しながら融合召喚ができる妨害が追加されています。
(この点については、「アルバスの落胤」や「超融合」のカードと似てますね。)
それからちょっと変わったタイプの妨害として、相手がカード効果の発動をする度に600のライフコストを要求する「赫灼竜マスカレイド」による妨害や、「烙印の使徒」によって、攻撃力・守備力0のモンスターの発動した効果を無効にできるので、「デスピアン・クエリティス」の効果と組み合わせて、相手のモンスターの効果を封じれる妨害もあったりします。
その他には「ダークウィング・ブラスト」で「赫の聖女カルテシア」や「赫焉竜グランギニョル」が加わって、融合召喚の幅が増えたり、「サイバーストーム・アクセス」で【デスピア】初のシンクロモンスターである「赫聖の妖騎士」の登場によって、シンクロ召喚への道が開き、初期のころに比べて戦術が多角化してたりします。
最後に
今回は【デスピア】のデッキレシピ・回し方を紹介しました。
融合テーマは融合消費がキツイものですが、「デスピア」はその消費を逆に利用する効果を持っているのが、特徴的ですね。
また、融合召喚と【烙印】という共通点があるため、「アルバスの落胤」とも絡めることできますし、融合テーマや天使族テーマへ出張させる構築へと発展できそうです。
【デスピア】デッキに興味ある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ではこれで【デスピア】デッキの紹介を終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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