
植物族に関する効果を持つドラゴン族で構成された、シンクロテーマの【ローズ・ドラゴン】。
「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」では新規カードが追加され、展開面や安定性の強化が図られました。
この記事では、「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」で登場した【ローズ・ドラゴン】の解説から、新規カードを使った展開例までをわかりやすくまとめていますので、【ローズ・ドラゴン】に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
なおマスターデュエルで【ローズ・ドラゴン】デッキを作って、回した使用感などを書いた記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
yugioh-minor-labo.hatenablog.com
【ローズ・ドラゴン】とは?
【ローズ・ドラゴン/Rose Dragon】は、一言で言えば《ブラック・ローズ・ドラゴン》を軸に展開するシンクロテーマです。
最大の特徴は、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体破壊効果と連動する点や、シンクロ素材になった際に発動する効果を持つカードが多いことにあります。
筆者も過去にこのテーマでデッキ構築に挑戦しましたが、何度か挫折した経験があります。
その理由を振り返ると、主に以下の3点が課題でした。
- シンクロ召喚後の展開力は高いものの、そもそも素材を揃える前段階が不安定
- 《ホワイトローズ・ドラゴン》が《ブラック・ローズ・ドラゴン》を参照しないため、《ロクスローズ・ドラゴン》と噛み合わない
- 植物族と「ローズ・ドラゴン」のバランス調整が難しい
構築力の問題と言われればそれまでですが、これらの点でつまずいていました。
しかし、今回の新規カードによって【ローズ・ドラゴン】は大きく強化されました。
ここからはその内容を順に見ていきましょう。
【ローズ・ドラゴン】新規カードの解説
「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」で登場する【ローズ・ドラゴン】の新規カードは計5枚で、中には過去に登場したモンスターのリメイクも含まれます。
新規カード①:《バイオレンス・ウィッチ》
星4/闇属性/植物族/攻1100/守1200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「ブラック・ローズ・ドラゴン」またはそのカード名が記されたモンスターか、植物族Sモンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドにSモンスターが存在していれば、手札を1枚捨てて発動できる。デッキから守備力1500以下の植物族モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
《バイオレンス・ウィッチ》は、展開の起点として非常に優秀です。
①の効果は、条件を満たせば手札から特殊召喚が可能な効果になります。
《ロクスローズ・ドラゴン》でサーチすることができるため、このカードをサーチすればそのままシンクロ召喚へと繋げられます。
(まさに《ホワイトローズ・ドラゴン》に求めていた役割と言えるでしょう)
②の効果は、墓地へ送られた際にフィールドにシンクロモンスターがいれば発動し、手札1枚をコストに守備力1500以下の植物族をリクルート可能な効果になります。
《バイオレンス・ウィッチ》をシンクロ素材にすることで、自然に発動できます。
この効果で特殊召喚できる植物族モンスターで、特に相性が良いのが《夜薔薇の黒騎士》で、シンクロモンスターをもう1体並べることができます。
その他のモンスターとしては、
- 《ブラック・ローズ・ドラゴン》をシンクロ召喚して破壊効果を狙うなら、《キラー・ポテト》や《ステイセイラ・ロマリン》
- シンクロ召喚したモンスターからレベルを1つ上げたモンスターをシンクロ召喚したいなら《グローアップ・バルブ》や《スポーア》
- 植物族モンスターをデッキから特殊召喚できる《ローンファイア・ブロッサム》
あたりが候補となってきます。
新規カード②:《夜薔薇の黒騎士》
星3/闇属性/チューナー/植物族/攻1000/守1000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。自分の墓地から「ブラック・ローズ・ドラゴン」またはレベル4以下の植物族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
②:自分フィールドにSモンスターが存在する限り、自分フィールドの植物族モンスターの攻撃力は1000アップする。
③:自分フィールドの他の植物族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルを1つ上げるか下げる。
《夜薔薇の黒騎士》は、チューナーでありながら、展開補助・打点補助・レベル調整をこなす万能カードです。
①の効果は、自身が召喚・特殊召喚した場合に該当するモンスター効果を無効にして墓地から蘇生する効果になります。
即座にシンクロ素材を確保可能で、前述した《バイオレンス・ウィッチ》と組み合わせれば、連続シンクロも狙えます。
その際、③のレベル調整効果を使うことで、レベル6〜8のシンクロ召喚が行えます。
また①の効果で《ブラック・ローズ・ドラゴン》を蘇生すれば、レベル10のシンクロ召喚も視野に入ります。
②の効果は、自分の場にシンクロモンスターがいる場合に、植物族モンスターの攻撃力が1000アップする効果になります。
シンクロモンスターが必要となってきますが、自身だけでなく、①の効果で蘇生した植物族モンスターもアップするので、場合によってはアタッカーにしてからシンクロ素材にしても良いでしょう。
新規カード③:《黒薔薇の破滅竜》
星7/炎属性/植物族/シンクロ/攻2400/守1800
植物族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの効果を発動する度に、相手に600ダメージを与え、相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は600ダウンする。
②:自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。EXデッキから「ブラック・ローズ・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
③:墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地からレベル4以下の植物族チューナー1体を特殊召喚する。
《黒薔薇の破滅竜》は、攻防両面で活躍するシンクロモンスターです。
①の効果は、相手のモンスター効果の発動に反応してダメージ+弱体化させる効果で、継続的にプレッシャーを与えることができます。
②の効果は、自身をリリースして《ブラック・ローズ・ドラゴン》をシンクロ召喚扱いで呼び出せます。
自分・相手のメインフェイズに発動することができますが、この効果をチェーン1で発動しないと、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の破壊効果のタイミングを逃してしまう点に注意が必要です。
③の効果は墓地から除外することで、レベル4以下の植物族チューナー1体を墓地から蘇生できる効果です。
この効果で蘇生したいレベル4以下の植物族チューナーは、そのターンに効果を使っていなければ《夜薔薇の黒騎士》にすると展開することができます。
新規カード④:《黒薔薇と荊棘の魔女》
星6/闇属性/植物族/シンクロ/攻1600/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。デッキ・EXデッキからそれぞれ1体まで、植物族モンスターを墓地へ送る。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:自分フィールドの植物族モンスターは効果では破壊されない。
③:このカードが墓地に存在する状態で、フィールドのカードが効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
《黒薔薇と荊棘の魔女》は、リソース供給と耐性付与を兼ねたカードです。
①の効果は、このカードがシンクロ召喚した場合に、デッキ・エクストラデッキからそれぞれ1体まで植物族モンスターを墓地へ送る効果になります。
この効果で、デッキからは《グローアップ・バルブ》や《スポーア》などの自己蘇生効果を持つモンスター、エクストラデッキからは《ガーデン・ローズ・メイデン》や《黒薔薇の破滅竜》を墓地へ送ることで、後続に繋げやすくなります。
なおこの効果を発動した後は、シンクロモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できませんので注意です。
②の効果は植物族モンスターを効果破壊から守れる効果です。
《黒薔薇と荊棘の魔女》をあらかじめ出しておくことで、自分の植物族モンスターを《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体破壊効果から守ることができます。
③の効果はフィールドのカードが効果で破壊された場合に、墓地から自身を蘇生する効果で、自分・相手を問わずにフィールドのカードが破壊されれば良いので、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の破壊効果などをトリガーにすると良いでしょう。
新規カード⑤:《黒薔薇の華園》
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキ・墓地から「ローズ・ドラゴン」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:フィールドの表側表示モンスターは植物族になる。
③:このカードが破壊された場合に発動する。自分の墓地・除外状態の植物族モンスターの数×100ダメージを相手に与える。「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果で破壊された場合、さらに相手に2400ダメージを与える。
《黒薔薇の華園》は、テーマの安定性を底上げする永続魔法です。
①の効果は、「ローズ・ドラゴン」専用のサーチ・墓地から回収効果です。
この効果で手札に持ってきたいのは、《ロクスローズ・ドラゴン》で、《ブラック・ローズ・ドラゴン》とテキストに書かれたカードをサーチできます。
それから手札から特殊召喚できたり、「ローズ・ドラゴン」を手札・墓地から特殊召喚できる《ホワイトローズ・ドラゴン》も候補となります。
②の効果は、フィールドの表側モンスターを植物族にする効果です。
【ローズ・ドラゴン】では、植物族モンスターになることで、以下のメリットが生まれます。
- 《夜薔薇の黒騎士》のレベル調整効果や1000アップ効果を受けれる。
- 《黒薔薇と荊棘の魔女》の効果破壊から守れる効果を受けれる。
- 本来なら「ローズ・ドラゴン」のチューナーを使えないが、《黒薔薇の破滅竜》のシンクロ召喚ができる。※植物族チューナーを指定しているため
あとは相手モンスターを素材にして《超融合》を使えます。
③の効果は《黒薔薇の華園》が破壊された場合に、効果ダメージを与える効果です。
与える効果ダメージは、自分の墓地・除外状態の植物族モンスターの数×100ダメージですが、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の効果で破壊されていれば、追加で2400ダメージを与えれます。
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新規の【ローズ・ドラゴン】カードを使った回し方
ここからは新規カードを中心とした展開例を紹介します。
①:《ブラック・ローズ・ドラゴン》のシンクロ召喚
まずはシンプルに《ブラック・ローズ・ドラゴン》を含むレベル7のシンクロ召喚を狙う回し方で、《ロクスローズ・ドラゴン》1枚から出せます。
①:《ロクスローズ・ドラゴン》を召喚し、デッキから《黒薔薇の華園》をサーチ。
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②:《黒薔薇の華園》を発動して、デッキから《ホワイトローズ・ドラゴン》をサーチし、そのまま①の効果で、手札から特殊召喚。
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③:《ロクスローズ・ドラゴン》と《ホワイトローズ・ドラゴン》を素材に、《ブラック・ローズ・ドラゴン》をシンクロ召喚。
あとは《ブラック・ローズ・ドラゴン》の破壊効果を発動して、場のカードを破壊しながら《黒薔薇の華園》による効果ダメージを狙ったり、《ホワイトローズ・ドラゴン》で、デッキからレベル4以上の植物族モンスターを送ることができます。
最短ルートで出せる方法になります。
②:《黒薔薇の破滅竜》+《黒薔薇と荊棘の魔女》
手札1枚と《黒薔薇の華園》の合計2枚から作れる盤面になります。
上記の布陣を作ることもできますし、そこからレベル8やレベル10のシンクロモンスターを出すことができます。
①:《黒薔薇の華園》を発動して、デッキから《ロクスローズ・ドラゴン》をサーチ。
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②:《ロクスローズ・ドラゴン》を召喚し、デッキから《バイオレンス・ウィッチ》をサーチし、①の効果で手札から特殊召喚。
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③:《ロクスローズ・ドラゴン》と《バイオレンス・ウィッチ》を素材に、《黒薔薇の破滅竜》をシンクロ召喚。
↓
④:《バイオレンス・ウィッチ》の②の効果で、手札1枚を捨てて、デッキから《夜薔薇の黒騎士》を特殊召喚。
↓
⑤:《夜薔薇の黒騎士》の①の効果で、墓地から《バイオレンス・ウィッチ》を蘇生させ、③の効果で《バイオレンス・ウィッチ》のレベルを1下げる。
↓
⑥:《夜薔薇の黒騎士》とレベルが1つ下がった《バイオレンス・ウィッチ》で、《黒薔薇と荊棘の魔女》をシンクロ召喚。
《黒薔薇の破滅竜》+《黒薔薇と荊棘の魔女》の形まで作れたら、以下の3つのステップを踏むこともできます。
〈Step1〉
《黒薔薇と荊棘の魔女》の①の効果で、《ガーデン・ローズ・メイデン》と《グローアップ・バルブ》を送り、《グローアップ・バルブ》を自己蘇生して、《黒薔薇の破滅竜》とともにレベル8をシンクロ召喚。
〈Step2〉
墓地から《ガーデン・ローズ・メイデン》を除外して、《黒薔薇の破滅竜》を蘇生し、《黒薔薇の破滅竜》の②の効果を使って、《ブラック・ローズ・ドラゴン》をシンクロ召喚扱いで特殊召喚して、破壊効果を使う。
※自分のモンスターは《黒薔薇の華園》で植物族モンスターになので、《黒薔薇と荊棘の魔女》の効果で破壊されずに、相手の場と自分の《黒薔薇の華園》が破壊され、効果ダメージを与える。
〈Step3〉
《黒薔薇の破滅竜》の③の効果を使って、《夜薔薇の黒騎士》を特殊召喚し、《ブラック・ローズ・ドラゴン》とともに素材にして、《ブラッド・ローズ・ドラゴン》(レベル10)をシンクロ召喚。
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最後に
「ドゥーム・オブ・ディメンションズ」にて登場する【ローズ・ドラゴン】新規カードの解説や回し方を紹介しました。
新規カードでシンクロ召喚する前の動きが強化されて、《ブラック・ローズ・ドラゴン》などのレベル7シンクロモンスターをこれまで以上に出しやすくなりましたね。
これまで【ローズ・ドラゴン】デッキを作ることに挫折してましたが、これだけの新規カードがあれば組めそうな気がしてきましたので、管理人も発売後に作ってみたいと思います。
ではこれで終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【ローズ・ドラゴン】の新規カードが収録されているパックはこちらになります↓
《ブラック・ローズ・ドラゴン》にはイラスト違いもあるので、気になる方は手に入れておくと良いでしょう。
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