どうもハイロンです!
今回は【デッキビルドパック クロスオーバー・ブレイカーズ】の3テーマの中で、興味を持っていたり、気になっている方も多いのではないかと思われる【M∀LICE(マリス)】の回し方をテーマ初見者や初心者の方に向けて取り上げたいと思います。
【M∀LICE(マリス)】の基礎知識編
回し方の説明に入る前に「M∀LICE」の基礎部分のお話からです。
結論としては、「M∀LICE」の回し方の鍵になるのは、「M∀LICE」モンスターの特徴でもある共通効果の発動を狙いましょうということになります。
ちなみに「M∀LICE」モンスターがつ共通効果とは、名称1ターンに1度で、『このカード自身が除外された場合に、メインモンスターなら300のライフポイントを、リンクモンスターなら900のライフポイントを払うことで、特殊召喚できる』という除外からの帰還効果になります。
なお帰還効果を発動すると、そのターンはリンクモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できなくなるので、リンクモンスター以外を採用する場合は、注意が必要となってきます。
ではその共通効果を発動するために、どうすれば良いかというと、「M∀LICE」モンスターの固有効果やフィールド魔法の《M∀LICE IN UNDERGROUND》、「M∀LICE」罠カードの効果外テキストなどを使って除外します。
まず「M∀LICE」モンスターの固有効果ですが、
●《M∀LICE<P>White Rabbit》
召喚・特殊召喚時に、自分の墓地に存在しない「M∀LICE」罠カードのセット。
●《M∀LICE<P>Cheshire Cat》
自分メインフェイズに、手札から「M∀LICE」カード1枚を除外して2枚ドロー。
●《M∀LICE<P>Dormouse》
自分メインフェイズに、デッキから「M∀LICE」モンスター1体を除外+そのターン中、自分の場の「M∀LICE」モンスターの攻撃力が600アップ。
となってます。
一見すると《M∀LICE<P>White Rabbit》は除外できるカードとは関係なさそうに見えますが、「M∀LICE」罠カードの効果外テキストには、
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
という共通の部分があるので、間接的に除外できるモンスターとなります。
ちなみに「M∀LICE」罠カードの効果としては、
カード名 | 効果 |
---|---|
M∀LICE<C>MTP-07
|
デッキから「M∀LICE」モンスター1体をサーチ。 自分の場に「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を除外できる。 |
M∀LICE<C>GWC-06
|
自分の墓地・除外状態の「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚。
その後、自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復できる。 |
M∀LICE<C>TB-11
|
デッキから「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚。 相手フィールドにカードが3枚以上存在する場合、代わりにEXデッキから「M∀LICE」Lモンスター1体を特殊召喚する事もできる。 このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。 |
となっていて、《M∀LICE<C>GWC-06》と《M∀LICE<C>TB-11》は、展開の途中にも使えるようなカードになってます。
《M∀LICE IN UNDERGROUND》 は、発動時の効果処理に、自分の手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できるフィールド魔法で、デッキから除外すると、いきなり「M∀LICE」モンスターの帰還効果を使えます。
【M∀LICE(マリス)】の回し方編
それでは本題の「M∀LICE」の回し方ですが、《M∀LICE<P>White Rabbit》、《M∀LICE<P>Cheshire Cat》、《M∀LICE<P>Dormouse》の3体を並べて、リンク召喚する形になります。
そのために必要なカードは、《M∀LICE<P>Dormouse》か、《M∀LICE<P>White Rabbit》のどちらか1枚で、「M∀LICE」モンスター3体を並べることができます。
①《M∀LICE<P>Dormouse》ルート
シンプルかつ基本的な動きから、「M∀LICE」モンスター3体を並べることができるので、まずはこの動きを覚えましょう。(払うライフも600と少ない方になります。)
なお、ここから先は回し方の中で、
《M∀LICE<P>White Rabbit》=ラビット
《M∀LICE<P>Cheshire Cat》=キャット
《M∀LICE<P>Dormouse》=マウス
と省略して表記してますので、あらかじめ御了承ください。
①:《マウス》を召喚して、デッキから《ラビット》を除外。
↓
②:除外されたのでライフを300払って《ラビット》を特殊召喚した後、①の効果で《M∀LICE<C>TB-11》をデッキからセット。
※ただし自分の墓地に《M∀LICE<C>TB-11》が存在しないことが前提。
↓
③:《M∀LICE<C>TB-11》の効果外テキストを使って、《マウス》を除外して発動し、デッキから《キャット》を特殊召喚。
↓
④:除外されたのでライフを300払って《マウス》を特殊召喚。
②《M∀LICE<P>White Rabbit》ルート
《スプラッシュ・メイジ》と《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》のリンク召喚を経由することで、《M∀LICE<P>White Rabbit》1枚から「M∀LICE」モンスターを3体並べることが可能になります。
なお払うライフは1800も必要となってきます。
①:《ラビット》を召喚し、①の効果で《M∀LICE<C>TB-11》をデッキからセット。
※自分の墓地に《M∀LICE<C>TB-11》が存在しないことが前提。
↓
②:《M∀LICE<C>TB-11》の効果外テキストで、《ラビット》を除外して発動し、デッキから《マウス》を特殊召喚。
↓
③:除外されたのでライフを300払って《ラビット》を特殊召喚し、《マウス》とともに《スプラッシュ・メイジ》をリンク召喚。
↓
④:《スプラッシュ・メイジ》の効果で《ラビット》を墓地から特殊召喚し、その2体を素材に、《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》をリンク召喚。
↓
⑤:《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の①の効果で、墓地の《マウス》を除外し、ライフを300払って《マウス》を特殊召喚。
↓
⑥:《マウス》の①の効果を発動し、デッキから《キャット》を除外。
↓
⑦:除外されたのでライフを300払って、《キャット》を特殊召喚。
↓
⑧:《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の②の効果で、デッキから《M∀LICE<C>GWC-06》をセット。
↓
⑨:《M∀LICE<C>GWC-06》の効果外テキストで、《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》を除外して発動し、墓地の《ラビット》を特殊召喚。
↓
⑩:除外されたのでライフを900払って、《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》を特殊召喚し、1枚ドロー。
ここで《スプラッシュ・メイジ》を経由する理由としては、《M∀LICE<C>TB-11》の効果で特殊召喚したモンスターは、そのままでは効果が発動できない状態なので、1度フィールドから離した後に帰還効果などで特殊召喚することにより、効果の発動ができるようになるからです。
ここが《M∀LICE<C>TB-11》を使う上で注意したいポイントになります。
なお《M∀LICE IN UNDERGROUND》で《マウス》を除外して帰還、さらに《ラビット》を除外して帰還から、《スプラッシュ・メイジ》→《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》をリンク召喚をすることで、メインデッキに入る「M∀LICE」モンスター3体を並べることは無理ですが、《M∀LICE IN UNDERGROUND》も実は1枚初動になったりします。
【M∀LICE(マリス)】の着地点
「M∀LICE」モンスター3体を並べた後の展開としては、帰還効果を使っている関係からリンク召喚をすることになります。
そのままリンク3モンスターを作ったり、3体のうち1体を《リンク・デコーダー》にしてから「M∀LICE」モンスターをリンク召喚してから、リンク4を狙ったりできます。
またルート別としては、《マウス》ルートでは《スプラッシュ・メイジ》をリンク召喚&蘇生効果を使うことで、リンク4までを狙うこともできますし、《ラビット》ルートでは、リンク3の《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》と「M∀LICE」モンスター3体がいるので、リンク3~6までを狙えることになります。
上記を踏まえるとリンク3では、《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》、《M∀LICE<Q>RED RANSOM》、《デコード・トーカー・ヒートソウル》、《トポロジック・トゥリスバエナ》、《トランスコード・トーカー》、《ヴァレルコード・ドラゴン》あたりが候補になったり、リンク4では《アクセスコード・トーカー》と《トポロジック・ゼロヴォロス》やリンク5では《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード=ネオテンペスト》が最終地点としての狙い目となるでしょう。
まとめ
今回は【M∀LICE(マリス)】の回し方について紹介しました。
リンク召喚のどこまでを狙うのかにもよりますが、1枚から展開できるカードが3種類あったり、除外から帰還して展開して、リンク召喚につなげたり、除外除去に強かったりするのが、【M∀LICE】における強みになりますね。
リンク4も狙えたりするので、今後リンク4の「M∀LICE」モンスターやサポートカードの登場も期待できそうですね。
ではこれで【M∀LICE(マリス)】の回し方講座を終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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【M∀LICE(マリス)】はこちらのパックに収録されていますので、管理人の開封結果を参考にしていただけたらと思います。