- 【魔妖】とは?
- 【魔妖】デッキレシピ紹介
- 【魔妖】デッキの回し方・ポイント
- 【魔妖】デッキで狙える展開パターン
- 【魔妖】デッキに採用したカードについて
- コラム:新規カードで、【魔妖】はどう変わったのか?
- まとめ
- 関連記事
どうもハイロンです!
今回は、「シークレット・シャイニー・ボックス」の新規カードである「逢華妖麗譚−魔妖不知火語」と「垂氷の魔妖−雪女」を使った【魔妖】デッキについて紹介したいと思います。
【魔妖】とは?
【魔妖】とは、「デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ」で登場したシンクロとリンク召喚を得意とするアンデット族のテーマで、以下のような特徴が魅力となってます。
特徴①:何度も蘇るチューナー
「魔妖」には、「魔妖」モンスターがEXデッキから特殊召喚されると、何度も墓地から特殊召喚できるレベル2のチューナーの「麗の魔妖−妲姫」がいるのが特徴で、そのモンスターを多用して、階段を駆け上がるようにシンクロ召喚やリンク召喚をするのが、【魔妖】の魅力となります。
特徴②:自己蘇生持ちのシンクロモンスター
「魔妖」のシンクロモンスターにも特徴があって、該当するモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に、他のアンデット族モンスターを1体を墓地から除外することで、自身を特殊召喚できる自己蘇生効果と、墓地から特殊召喚した場合に発動できる効果も持っているのも魅力となります。
該当するモンスターの種類と特殊召喚された場合の効果については、一覧にしてまとめておいたので、参考にしてみてください。
カード名 | 該当するモンスターの種類 | 墓地から特殊召喚された場合の効果 |
---|---|---|
轍の魔妖−朧車
|
レベル5
|
自分のモンスターは戦闘で破壊されない。 |
毒の魔妖−土蜘蛛
|
レベル7
|
お互いのデッキの上から3枚墓地へ送る。 |
翼の魔妖−天狗
|
レベル9
|
相手の魔法・罠カード1枚を破壊。 |
麗の魔妖−妖狐
|
レベル11
|
相手モンスター1体を破壊。 |
骸の魔妖−餓者髑髏
|
※リンク
モンスター
|
自身は他のカード効果を受けない。 |
【魔妖】デッキレシピ紹介
では、「シークレット・シャイニー・ボックス」の新規カードまでを取り入れた【魔妖】デッキレシピを紹介します。
〈モンスター:16枚〉
黄金卿エルドリッチ×2
馬頭鬼×3
麗の魔妖−妲姫×2
翼の魔妖−波旬×3
氷の魔妖−雪娘×3
屋敷わらし×2
カクリヨノチザクラ×1
〈魔法:15枚〉
おろかな埋葬×1
手札抹殺×1
魔妖廻天×3
黒き覚醒のエルドリクシル×3
死者蘇生×1
ハーピィの羽根帚×1
呪われしエルドランド×2
魔妖壊劫×1
墓穴の指名者×2
〈罠:9枚〉
紅き血染めのエルドリクシル×2
逢華妖麗譚−魔妖不知火語×3
黄金郷のワッケーロ×2
黄金郷のコンキスタドール×2
〈エクストラデッキ:15枚〉
轍の魔妖−朧車×2
毒の魔妖−土蜘蛛×2
翼の魔妖−天狗×2
麗の魔妖−妖狐×2
骸の魔妖−餓者髑髏×1
氷の魔妖−雪女×2
垂氷の魔妖−雪女×2
零氷の魔妖−雪女×2
【魔妖】デッキの回し方・ポイント
【魔妖】デッキの回し方としては、「麗の魔妖−妲姫」を絡めて、連続シンクロ召喚・連続リンク召喚を行い、蘇生カードを使って、墓地のシンクロモンスターを特殊召喚して相手のライフを削るのが特徴となります。
連続シンクロ、連続リンク召喚の手順
手っ取り早く「魔妖」の連続シンクロ召喚・連続リンク召喚をするならば、「翼の魔妖−波旬」を召喚・特殊召喚すると簡単です。
「翼の魔妖−波旬」は、召喚・特殊召喚の成功によって、デッキから自身以外の「魔妖」モンスターをデッキから特殊召喚できるので、これによって「麗の魔妖−妲姫」をデッキから特殊召喚して、そこから連続シンクロ・連続リンク召喚を目指せます。
なお「翼の魔妖−波旬」がない場合は、「魔妖廻天」で「翼の魔妖−波旬」をサーチしたり、「黄金卿エルドリッチ」がすでにいる状態で、「黒き覚醒のエルドリクシル」や「紅き血染めのエルドリクシル」を発動して、「翼の魔妖−波旬」をデッキから特殊召喚するという方法もあります。
「翼の魔妖−波旬」から、「麗の魔妖−妲姫」を特殊召喚できた後は、以下の手順を踏むことによって、連続シンクロ召喚を行うことができます。
①:「翼の魔妖−波旬」と「麗の魔妖−妲姫」でレベル3の「轍の魔妖−朧車」をシンクロ召喚。
↓
②:エクストラデッキから「魔妖」モンスターが特殊召喚されたことにより、「麗の魔妖−妲姫」を墓地から特殊召喚。
↓
③:「轍の魔妖−朧車」と「麗の魔妖−妲姫」で、レベル7の「翼の魔妖−天狗」をシンクロ召喚。
↓
上記の手順を繰り返して、レベル3→レベル5→レベル7→レベル9→レベル11の「魔妖」シンクロモンスターへ繋げていきます。
レベル11の「骸の魔妖−餓者髑髏」まで繋がったら、今度は「氷の魔妖−雪女」へのリンク召喚を行い、そこからリンク2→リンク3→リンク4と駆け上っていき、「零氷の魔妖−雪女」を目指します。
ちなみに、「翼の魔妖−波旬」の効果で「麗の魔妖−妲姫」を特殊召喚してから「零氷の魔妖−雪女」まで17回も特殊召喚を繰り返すので、「増殖するG」には注意が必要です。
(「手札抹殺」がある場合は、相手のデッキロスを狙うのもアリです!)
蘇生カードによる特殊召喚
上記の手順で、「零氷の魔妖−雪女」まで駆け上ることができれば、あとは蘇生カードを使って、「魔妖」シンクロモンスターを特殊召喚して、相手のライフを削るための戦力を整えていきます。
蘇生カードとしては、「馬頭鬼」や「垂氷の魔妖−雪女」、「死者蘇生」、条件付きで「紅き血染めのエルドリクシル」(「黄金卿エルドリッチ」がいる場合)を使って、高打点を持つ「骸の魔妖−餓者髑髏」や相手のカードを破壊できる「翼の魔妖−天狗」、「麗の魔妖−妖狐」を蘇生して、アタッカーを増やしていきます。
この時に「零氷の魔妖−雪女」がすでに場にいれば、相手モンスターの攻撃力を0にする効果を使えるので、相手モンスターの弱体化&効果を無効化させて、一気に相手のライフを削るのが一連の【魔妖】デッキの回し方になります。
【魔妖】デッキで狙える展開パターン
ここでは、このデッキで狙える「翼の魔妖−波旬」以外の方法を使った展開パターンを紹介します。
①:「零氷の魔妖−雪女」+墓地に蘇生カード2枚
手札に「麗の魔妖−妲姫」が来てしまったパターンをここで紹介しておきます。
なお、その場合は手札か墓地に「氷の魔妖−雪娘」が必要となってきますので、「魔妖廻天」でサーチしておいたり、「おろかな埋葬」で墓地へ送っておく必要があります。
①:「麗の魔妖−妲姫」を召喚。
↓
②:「魔妖」カードが自分の場にあるので、「氷の魔妖−雪娘」を特殊召喚し、その後の効果で、「馬頭鬼」を墓地へ落とす。
↓
③:「麗の魔妖−妲姫」と「氷の魔妖−雪娘」で、「轍の魔妖−朧車」をシンクロ召喚し、「麗の魔妖−妲姫」を自己蘇生。
※そのままレベル11までシンクロ召喚を行い、リンク2からリンク4へ繋げる。
「翼の魔妖−波旬」からですと、蘇生カードとなる「垂氷の魔妖−雪女」の1枚しか墓地にないですが、こちらの展開方法だとそこに「馬頭鬼」が加わり、2体のモンスターを蘇生できるので、「零氷の魔妖−雪女」の効果をフルに使いながらワンキル圏内に持っていくことができます。
またこれに「魔妖廻天」が加わると、「逢華妖麗譚−魔妖不知火語」をサーチすることで、墓地以外からの特殊召喚を封じれる盤面を作ることもできます。
②:「黄金卿エルドリッチ」
驚くほどではないですが、「魔妖」のカードだけを使って、「黄金卿エルドリッチ」を特殊召喚する展開パターンがあるので、紹介しておきます。
ちなみに、手札か墓地に「氷の魔妖−雪娘」がいて、手札に「魔妖壊劫」があると成立します。
①:「魔妖壊劫」を発動。
↓
②:「魔妖」カードがあるので、「氷の魔妖−雪娘」を特殊召喚し、「黄金卿エルドリッチ」をデッキから墓地へ送る。
↓
③:「黄金卿エルドリッチ」の効果で、「魔妖壊劫」を墓地へ送り、そのまま「黄金卿エルドリッチ」を特殊召喚。
なお、この展開には続きがあり、「魔妖壊劫」の③の効果による「魔妖」モンスターの蘇生を狙うことができます。
また「黄金卿エルドリッチ」の特殊召喚に、「魔妖壊劫」ではなく他の魔法・罠カードを送ることで、「魔妖壊劫」の②の効果による1枚ドローが狙えます。
(その場合は、「氷の魔妖−雪娘」を一緒に墓地へ送ります。)
【魔妖】デッキに採用したカードについて
ここでは、上記では登場しなかったカードについて、採用した理由や使い方などを触れておきます。
①屋敷わらし
「屋敷わらし」は、一言で言うと、墓地を触ってくるカード効果の発動を無効にできる手札誘発になります。
このデッキでは、「麗の魔妖−妲姫」の存在や墓地のカードを除外して発動したりするカードに加えて、「黄金卿エルドリッチ」関連のカードも入っているため、普通のデッキと比べると墓地への依存度が高く、「墓穴の指名者」などカードを使われると厳しくなるため、その対策として採用しています。
②カクリヨノチザクラ
「カクリヨノチザクラ」は、まず自分・相手の墓地の魔法・罠カードを1枚ずつ場外することで、手札から特殊召喚できるレベル1ということで、墓地にあると厄介な魔法・罠カードを除外しつつ、シンクロ素材になれるモンスターとしても使えますが、採用した主な理由は、どちらかと言うと②の効果になります。
②の効果は、「カクリヨノチザクラ」自身をリリースして発動し、自分・相手の墓地から融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター1体を除外し、除外したモンスターとは異なる種類の(融合・シンクロ・エクシーズ・リンク)モンスターを特殊召喚できる効果となります。
つまり、墓地のEXデッキから特殊召喚されたモンスターを蘇生できる効果なので、自分の墓地の「魔妖」リンクモンスターを除外して、「魔妖」シンクロモンスターを特殊召喚できる蘇生カードとなるため、採用してます。
(もちろん、相手の融合・エクシーズ・リンクモンスターを除外する形でも良いですよ。)
コラム:新規カードで、【魔妖】はどう変わったのか?
最後に「シークレット・シャイニー・ボックス」で登場した新規カードによって、【魔妖】デッキがどのように変わったのかについて、まとめという形で触れておきたいと思います。
変化①:連続リンク召喚の完成と蘇生手段の増加
まず、「垂氷の魔妖−雪女」の加入により、リンク2からリンク4への連続リンク召喚ができるようになったのが、大きな変化となります。
これまでは、リンク2とリンク4しかおらず、「氷の魔妖−雪女」と「麗の魔妖−妲姫」に、さらにもう1枚プラスしないと「零氷の魔妖−雪女」にたどり着けなかったため、蘇生カード1枚を消費したり、「氷の魔妖−雪娘」が必要だったりしました。
しかし、リンク3の「垂氷の魔妖−雪女」の登場により、その問題点が一気に解消され、さらにアンデット族シンクロモンスターを蘇生できる効果も持っているので、蘇生手段の増加にも繋がっています。
変化②:妨害カードの増加
「魔妖」で妨害できるカードといえば、「翼の魔妖−天狗」や「麗の魔妖−妖狐」、「零氷の魔妖−雪女」になり、カードを破壊したり、攻撃力を0にして、効果を無効にするものでしたが、「逢華妖麗譚−魔妖不知火語」が加わったことによって、墓地以外からの特殊召喚をシャットダウンするという行動を拘束するという妨害ができるようになり、戦術の幅が広がっています。
また、前述した「垂氷の魔妖−雪女」の蘇生効果が、相手ターンにも発動できることから、間接的に「零氷の魔妖−雪女」の妨害効果の強化にも繋がっています。
まとめ
今回は「シークレット・シャイニー・ボックス」の新規カードを使いつつ、相手の手札誘発のチェックができたり、初動カードを増やすために【エルドリッチ】を組み合わせた【魔妖エルドリッチ】のデッキレシピや回し方を紹介しました。
「魔妖」シンクロモンスターに蘇生できる効果がありますが、数で圧倒してワンキルを狙う側面が強く、たまにそちらの効果を忘れてしまうことがあるので、使うときは忘れないようにしてくださいね。
ではこれで、リンクモンスターがとってもキュートな【魔妖エルドリッチ】デッキの紹介を終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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