- 【氷水/Icejade】の魅力とは?
- 【氷水】デッキレシピ紹介
- 【氷水】デッキの回し方・ポイント
- 【氷水】デッキで作りたい盤面
- デッキに採用したカードについて
- コラム:新規の【氷水】カードでどう変わったのか?
- 最後に
- 関連記事
どうも、ハイロンです。
今回は、少しずつ強化をもらっている【氷水(ヒスイ)】デッキを紹介します。
【氷水】デッキを作ろうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【氷水/Icejade】の魅力とは?
【氷水】は、「バースト・オブ・デスティニー」で初登場した水属性・水族テーマで、以下の特徴を持っています。
魅力①:水属性モンスターが破壊されると特殊召喚!
【氷水】の特徴としては、自分の表側の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に、墓地の「氷水」を除外することで、手札・墓地から「氷水」モンスターを特殊召喚できる効果を発動できる点になります。
これによって、場にモンスターが途切れない状況を作ることができますし、自分のカードによって水属性モンスターが破壊されても発動することができるので、戦線維持ができます。
なおこの効果は、「バースト・オブ・デスティニー」で登場した初期の【氷水】モンスターである「氷水のトレモラ」、「氷水のアクティ」、「氷水のティノーラ」の3体が持っている効果になるので、あらかじめ墓地へ送っておきたいところです。
魅力②:フィールド魔法で弱体化?!
こちらはフィールド魔法の「氷水底イニオン・クレイドル」の魅力となっていて、自分・相手を問わないモンスターの召喚・特殊召喚がされると、ターン終了時まで相手モンスター全ての打点を下げる効果を持っています。
下げる数値は、この効果の発動時に自分の場の水属性モンスターを対象に取ったモンスターの攻撃力分になりますが、対象にした自分の水属性モンスターの打点も下がってしまって、攻撃力が0となってしまうので、攻撃表示の自分の水属性モンスターを対象にした場合には注意が必要となってきます。
「氷水」モンスターの攻撃力は1000〜2500なので、相手モンスターの攻撃力を下級クラス以下に落とすことができるため、戦闘では有利な効果となります。
【氷水】デッキレシピ紹介
では「サイバーストーム・アクセス」までの新規カードを取り入れた【氷水】デッキレシピを紹介します!
《モンスター:20枚》
氷水艇キングフィッシャー×1
海亀壊獣ガメシエル×1
氷水艇エーギロカシス×1
氷水帝コスモクロア×1
氷水帝エジル・ラーン×3
氷水のトレモラ×3
氷水のエジル×3
氷水のアクティ×3
クリスタル・ガール×3
ガーディアン・スライム×1
《魔法:16枚》
氷水底イニオン・クレイドル×3
テラ・フォーミング×1
おろかな埋葬×1
おろかな副葬×2
氷水揺籃×3
氷水大剣現×3
ワン・フォー・ワン×1
ハーピィの羽根帚×1
氷水の呪縛×1
《罠:4枚》
氷結界×2
氷水浸蝕×2
《エクストラデッキ:15枚》
リンクリボー×1
マスター・ボーイ×1
海晶乙女コーラルアネモネ×2
海晶乙女グレート・バブル・リーフ×1
神・スライム×1
白闘気白鯨×1
グレイドル・ドラゴン×1
魔救の奇跡ードラガイト×1
氷水啼エジル・ギュミル×2
相剣大公ー承影×1
氷結界の還零龍 トリシューラ×1
No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ×1
【氷水】デッキの回し方・ポイント
【氷水】デッキの回し方としては、「氷水のエジル」のサーチ効果で、「氷水」モンスターを集めたり、「氷水帝エジル・ラーン」を使ってシンクロ召喚やリンク召喚を狙いながら、冒頭の【氷水】の魅了でも触れた「氷水のトレモラ」や「氷水のアクティ」が持つ墓地効果でモンスターを維持したり、フィールド魔法「氷水底イニオン・クレイドル」による弱体化効果を使って、戦うのが基本になります。
Point①:「氷水のエジル」のサーチ効果
「氷水のエジル」は、【氷水】デッキにおける重要なモンスターの1体で、召喚・特殊召喚に成功した場合に、デッキから「氷水」魔法・罠カード1枚を手札に加えるサーチ効果を持ってます。
サーチ候補は、「氷水揺籃」、「氷水大剣現」、「氷水底イニオン・クレイドル」、「氷水の呪縛」、「氷水浸蝕」の5択となっていて、特に「氷水」モンスターのサーチができる「氷水揺籃」、「氷水」モンスターの特殊召喚または墓地肥やしができる「氷水大剣現」の2枚が優先的にサーチしたい候補となってきます。
Point②:「氷水帝エジル・ラーン」
「サイバーストーム・アクセス」で追加された「氷水帝エジル・ラーン」も、レベル10のシンクロ召喚を狙うためになくてはならないモンスターとなります。
手札コストとして「氷水」カードか水属性モンスターのどちらか1枚が必要となりますが、手札から自身を特殊召喚しつつ、レベル3の「氷水トークン」1体を特殊召喚できるので、そのまますぐにレベル10のシンクロ召喚が可能となります。
なお「氷水帝エジル・ラーン」の手札コストとして送るカードを「氷水のトレモラ」や「氷水のアクティ」にすれば、戦闘・効果破壊に対する備えにもなりますし、「氷水大剣現」にすれば、破壊以外による相手からの除去を逆手に取って、相手に除去返しを加えることもできます。
【氷水】デッキで作りたい盤面
ここでは、【氷水】デッキで作りたい盤面例を紹介しておきます。
パターン①:「氷水のエジル」+「氷水浸蝕」
【氷水】における基本形の1つで、墓地に「氷水のトレモラ」or「氷水のアクティ」のどちらかがいることが条件となってきますが、「氷水のエジル」から以下の手順を踏むことで、相手の表側のカードを無効にして妨害をしながら、ハンドアドバンテージを得ることができます。
※以下は手札に「氷水のトレモラ」と「氷水のエジル」がある時の動きになります。
①:手札の「氷水のトレモラ」の効果で、「氷水のエジル」を特殊召喚して、「氷水浸蝕」をサーチしセット。
↓
②:相手ターンで「氷水浸蝕」の効果を発動して、相手の表側のカード1枚(相手が使ってきたカードに対してチェーンする形でもOK)を無効にしつつ、「氷水のエジル」を破壊。
↓
③:自分の場の水属性モンスターが破壊されたことにより、墓地の「氷水のトレモラ」の効果を使って、「氷水のエジル」を特殊召喚。
↓
④:「氷水のエジル」の効果で、デッキから「氷水」魔法・罠カードをサーチ。
「氷水浸蝕」の効果は1ターンに1度しか使えませんが、永続罠カードなので墓地に破壊効果に対応する「氷水」モンスターさえいれば、自分・相手ターンにかけて②〜④の手順を繰り返すことができます。
パターン②:「氷水底イニオン・クレイドル」+「氷水帝コスモクロア」
こちらも【氷水】デッキで作れる基本の形で、フィールド魔法があると手札から特殊召喚できる「氷水帝コスモクロア」の効果を使うと簡単に作れますし、「おろかな埋葬」などで送った墓地の「氷水帝コスモクロア」を「氷水底イニオン・クレイドル」の発動時の効果でサルベージすることでも完成させることができます。
この布陣によって、「氷水底イニオン・クレイドル」の②の効果によって相手モンスターを弱体化させながら、「氷水帝コスモクロア」の②の効果によって、相手フィールドのモンスターに「召喚・反転召喚・特殊召喚したターンにしか効果を発動できない」という制約を課しながら、「氷水」モンスターが相手と戦闘を行うダメージ計算時に、相手モンスターの攻撃力を1000ダウンさせることができるのがメリットとなります。
さらにこの布陣を強化することもでき、召喚・反転召喚・特殊召喚した相手モンスターの効果の発動を封じることができる「氷水の呪縛」を加えると、相手フィールドで発動するモンスター効果であれば、封じ続けることができます。
(ただし「氷水帝コスモクロア」と「氷水底イニオン・クレイドル」が存在する限りとなりますが。)
また相手モンスターの攻撃力が変化している状態なので、「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」を追加すると、相手モンスターを除去しながら1枚ドローに変えることができたり、「氷水帝コスモクロア」に「氷水艇キングフィッシャー」を装備すると、守備表示のまま攻撃できるので、「氷水底イニオン・クレイドル」の打点下げ効果で対象を取って攻撃力が0になったとしても、そのまま戦闘に参加できます。
パターン③:「氷水啼エジル・ギュミル」のシンクロ召喚
「氷水啼エジル・ギュミル」のシンクロ召喚は、「氷水帝エジル・ラーン」の効果を使う場合と「氷水のエジル」の効果を使う場合の2パターンがあります。
「氷水帝エジル・ラーン」の効果を使う場合は、すでに紹介したように「氷水」カードか、水属性モンスター1枚を用意して、それを手札コストにするだけで、シンクロ召喚を狙えるので、ここでは「氷水のエジル」の効果を使うパターンを紹介しておきます。
「氷水のエジル」を使う場合の注意点としては、「氷水大剣現」の発動条件である相手の場か墓地にモンスターがいて、自分の場に水属性モンスターがいることを満たしておく必要がありますが、「氷水のエジル」1枚から「氷水啼エジル・ギュミル」をシンクロ召喚することができます。
※「氷水大剣現」の効果で、特殊召喚するモンスターを「氷水艇エーギロカシス」に代えて「氷水帝エジル・ラーン」にしてもOKです。
デッキに採用したカードについて
ここでは、【氷水】以外の採用したカードについて、採用理由や補足を加えて紹介します。
①「クリスタル・ガール」
「クリスタル・ガール」は、自己蘇生効果持ち&サーチ効果を持つモンスターで、特に「氷水帝エジル・ラーン」と相性が良いため採用してます。
自己蘇生効果については、レベル5以上の水属性モンスターがいれば、墓地から特殊召喚できるので、「氷水帝エジル・ラーン」を特殊召喚する時の手札コストで捨てることで、すぐに自己蘇生を狙えます。
それによって、「氷水帝エジル・ラーン」と「氷水トークン」、「クリスタル・ガール」の3体が並ぶので、「氷水帝エジル・ラーン」と「氷水トークン」でレベル10のシンクロ召喚だけでなく、「氷水帝エジル・ラーン」と「クリスタル・ガール」でレベル8のシンクロ召喚や3体でレベル11の「氷結界の還零龍 トリシューラ」のシンクロ召喚が狙えたり、「海晶乙女コーラルアネモネ」を経由することで、リンク4へ繋ぐこともできます。
それからサーチ効果については、召喚・特殊召喚の成功でデッキからレベル5以上の水属性モンスターをサーチできる効果がありますが、手札に加えるタイミングがエンドフェイズと遅いので、相手ターンでも効果が使える「ガーディアン・スライム」や装備できる「氷水艇エーギロカシス」をサーチしたり、「海亀壊獣ガメシエル」や「氷水帝エジル・ラーン」を手札に持っておいて、次のターンに備えておくといいでしょう。
②「神・スライム」
「神・スライム」は、攻撃力0の水族・レベル10モンスターをリリースして特殊召喚ができるので、採用してます。
「ガーディアン・スライム」を出してリリースという手もありますが、【氷水】では、「氷水底イニオン・クレイドル」の効果で、対象にして攻撃力が0になった「氷水帝コスモクロア」をリリースすることでも出すことができるので、相手モンスターを弱体化させてから「神・スライム」になって殴るということもできます。
さらに「神・スライム」自身は、戦闘で破壊されず、「神・スライム」以外の自分のモンスターには、相手モンスターの攻撃対象にならず、効果の対象にもできないという2つの耐性を与えてくれるので、アタッカーとしてだけでなく、ディフェンス面も支えてくれる融合モンスターにもなります。
コラム:新規の【氷水】カードでどう変わったのか?
ここでは、「サイバーストーム・アクセス」までに登場した新規の【氷水】カードによって、デッキがどう変わったのかについて、まとめも兼ねて触れておきたいと思います。
変化①:妨害カードの追加
登場した当初の【氷水】は、水属性モンスターが戦闘・効果破壊された場合に、「氷水」モンスターを手札・墓地から特殊召喚するという守り的な感じでした。
しかし「バトル・オブ・カオス」以降に来た新規によって、妨害カードが増え、今となっては「氷水底イニオン・クレイドル」による弱体化や「氷水浸蝕」による効果無効の他に、「氷水帝コスモクロア」、「氷水の呪縛」によるロック要素も加わって、デッキの戦術の幅が広がってます。
また破壊や破壊以外の除去にも強くなっており、防御面も強化されているのも見逃せないところです。
変化②:シンクロ召喚の追加
【氷水】の大きな変化は、やっぱりシンクロ召喚が追加されたことになりますかね。
ただ、シンクロ召喚も徐々に整備されていった感じで、はじめはレベル7・チューナーの「氷水艇エーギロカシス」が登場しましたが、扱いにくさもあって、まだ積極的に狙いにくい状態でした。
しかし「氷水大剣現」と「氷水帝エジル・ラーン」の登場によって、シンクロ素材を並べやすくなり、狙うべきシンクロ先として「氷水啼エジル・ギュミル」も増えたことにより、【氷水】デッキの戦術の1つとしてシンクロ召喚も入るようになりました。
最後に
【氷水】デッキを紹介しました。
シンクロ、妨害、ロック、守りの要素も入っていて、イラストも水の妖精のような可愛い姿をしているので、【氷水】デッキに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ではこれで【氷水】デッキの紹介を終わります。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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「氷水啼エジル・ギュミル」と「氷水大剣現」が加わったことによる変化については、こちらのカード考察記事で書いてますので、合わせて読んでいただければと思います。
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【氷水】と同じ属性である水属性の【六花】デッキの紹介になります。
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