どうも、ハイロンです。
今回は、「リンクヴレインズパック3」で登場した「クロスローズ・ドラゴン」を入れて作った「蟲惑魔パラディオン」デッキを紹介したいと思います。
ではまずは、その「クロスローズ・ドラゴン」の効果から見ていきたいと思います。
「クロスローズ・ドラゴン」の解説
闇 ドラゴン族/リンク 800
種族が異なるモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、このカードと自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースして発動できる。EXデッキから「ローズ」Sモンスターまたは植物族Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドのモンスターが効果で破壊された場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地から「ローズ・ドラゴン」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
【LINK-2:左/下】
「クロスローズ・ドラゴン」の効果ですが、自分・相手のメインフェイズに、自身と自分フィールドの植物族モンスター1体をリリースすることで、エクストラデッキから「ローズ」モンスターまたは植物族モンスター1体をシンクロ召喚扱いで特殊召喚する効果になります。
出せる範囲のシンクロモンスターは限られますが、その効果で全体除去ができる「ブラック・ローズ・ドラゴン」を出すのがベストで、「クロスローズ・ドラゴン」の②の効果にも繋げることができる流れになります。
このデッキでは、「セラの蟲惑魔」とこのカードをリンク召喚し、相手ターンでの「ブラック・ローズ・ドラゴン」の特殊召喚と効果発動を狙います。
ちなみに手札に「ティオの蟲惑魔」と「パラディオン」モンスターが1体ずつあって、墓地に「蟲惑魔」モンスターが1体いれば、上記の布陣を作れます。
「クロスローズ・ドラゴン」の効果を押えたところで、作った「蟲惑魔パラディオン」デッキのレシピはこちらです↓
【蟲惑魔パラディオン】のデッキレシピ
〈メインデッキ40枚〉
〈モンスター20枚〉
星遺物-『星槍』×1
ティオの蟲惑魔×3
トリオンの蟲惑魔×3
天穹のパラディオン×2
ランカの蟲惑魔×3
神樹のパラディオン×3
星辰のパラディオン×3
魔境のパラディオン×2
〈マジック10枚〉
おろかな埋葬×1
増援×1
死者蘇生×1
星遺物を継ぐもの×2
ハーピィの羽根帚×1
オーバード・パラディオン×1
テスタメント・パラディオン×1
冷薔薇の抱香×2
〈トラップ10枚〉
強制脱出装置×2
底なし落とし穴×2
奈落の落とし穴×2
破壊輪×1
神風のバリア -エア・フォース-×2
クローラー・パラディオン×1
〈EXデッキ15枚〉
〈リンクモンスター10枚〉
マギアス・パラディオン×2
セラの蟲惑魔×2
クロスローズ・ドラゴン×1
I:P マスカレーナ×1
レグレクス・パラディオン×1
星鍵士リイヴ×1
アークロード・パラディオン×1
双穹の騎士アストラム×1
〈シンクロモンスター2枚〉
ブラック・ローズ・ドラゴン×1
サイバース・クアンタム・ドラゴン×1
〈エクシーズモンスター3枚〉
フレシアの蟲惑魔×1
No.60 刻不知のデュガレス×1
ライトドラゴン@イグニスター×1
【蟲惑魔パラディオン】デッキの回し方
罠を仕掛け、相手を待ち伏せ??
こちらは「蟲惑魔」サイドの動きで、「蟲惑魔」モンスターの召喚から「セラの蟲惑魔」のリンク召喚を狙います。
まず今回、採用した「蟲惑魔」モンスターですが、召喚成功時に
●「ティオの蟲惑魔」は、墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を蘇生。
●「トリオンの蟲惑魔」は、「ホール」or「落とし穴」通常罠を1枚サーチ。
●「ランカの蟲惑魔」は、「蟲惑魔」モンスター1体をサーチ。
できる効果をそれぞれ持っているので、その効果を使った後に「セラの蟲惑魔」のリンク召喚をします。
続いてリンクモンスターの「セラの蟲惑魔」の効果ですが、
地 植物族/800
リンクモンスター以外の「蟲惑魔」モンスター1体
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
②:通常罠カードが発動した場合に発動できる。同名カードが自分フィールドに存在しない「蟲惑魔」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
③:このカード以外の自分の「蟲惑魔」モンスターの効果が発動した場合に発動できる。デッキから「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
【LINK-1:下】
なので、相手ターンに「落とし穴」などの通常罠カードの発動を狙い、②の効果で「トリオンの蟲惑魔」や「ティオの蟲惑魔」を特殊召喚することで、③の効果にもつなげることができます。
「落とし穴」カードを用意できるので、なるべく「トリオンの蟲惑魔」からのリンク召喚を狙いたいところです。
駆け上がる階段リンク!?
「パラディオン」モンスターは、リンク先に手札から特殊召喚できるのが特徴なので、その効果を上手く使いながら、階段を上るようにリンク数を上げていき、最終的には「アークロード・パラディオン」や「双穹の騎士アストラム」のリンク召喚を狙います。
具体的なやり方については、〈手順〉に書いておきましたので、そちらを見ていただけたらと思います。
〈手順〉
例:「神樹のパラディオン」と「天穹のパラディオン」が手札に2枚ある場合
※カード名が異なる「パラディオン」モンスターが2枚あれば、組み合わせは自由です。
1、「天穹のパラディオン」を召喚し、「マギアス・パラディオン」をリンク召喚。2、「マギアス・パラディオン」のリンク先に「神樹のパラディオン」を特殊召喚し、「マギアス・パラディオン」の効果で、「星辰のパラディオン」をサーチ。3、「マギアス・パラディオン」と「神樹のパラディオン」で、「レグレクス・パラディオン」をリンク召喚。4、「レグレクス・パラディオン」のリンク先に「星辰のパラディオン」を特殊召喚し、「レグレクス・パラディオン」の効果で、「オーバード・パラディオン」か、「テスタメント・パラディオン」、「クローラー・パラディオン」の中から1枚をサーチと、「星辰のパラディオン」の効果で、まだ特殊召喚効果を使ってない「天穹のパラディオン」を墓地から回収。5、「レグレクス・パラディオン」と「星辰のパラディオン」で、「アークロード・パラディオン」をリンク召喚。6、 「アークロード・パラディオン」のリンク先に、「天穹のパラディオン」を特殊召喚。→攻撃力3600の 「アークロード・パラディオン」が完成。7、そこから「天穹のパラディオン」を「マギアス・パラディオン」にして、 「アークロード・パラディオン」と「マギアス・パラディオン」を素材にすると、「双穹の騎士アストラム」が完成します。※「双穹の騎士アストラム」のリンク召喚を狙う時は、「レグレクス・パラディオン」の効果で、「テスタメント・パラディオン」をサーチしておくと、戦闘で相手モンスターを破壊できる可能性が高いので、そのカードによって4枚ドローが狙えます。
応用ギミック
メインギミックの「蟲惑魔」と「パラディオン」を押えたところで、ここからはその2つを組み合わせた応用ギミックをいくつか紹介します。
1、クロスローズ・ドラゴンのリンク召喚
冒頭で軽く紹介した、手札に「ティオの蟲惑魔」と「パラディオン」モンスター1体、墓地に「蟲惑魔」1体がいる時に狙える「セラの蟲惑魔」+「クロスローズ・ドラゴン」です。
これにより、植物族モンスター+「クロスローズ・ドラゴン」がいるので、相手ターンのメインフェイズでの「ブラック・ローズ・ドラゴン」の特殊召喚(シンクロ召喚扱い)が可能になります。
2、シンクロ召喚
こちらも「クロスローズ・ドラゴン」を出すパターンを使いますが、「パラディオン」モンスターの部分をレベル3チューナーの「神樹のパラディオン」に変える必要があります。
そうすることによって、レベル7のシンクロ召喚が狙え、「セラの蟲惑魔」+「サイバース・クアンタム・ドラゴン」という布陣ができ、それにより「セラの蟲惑魔」を攻撃から守ることができます。
3、エクシーズ召喚
「ティオの蟲惑魔」の召喚時の効果は、墓地の「蟲惑魔」を1体蘇生できるので、それを利用してランク4を作ることもできます。
ランク4エクシーズモンスターですが、このデッキでは「フレシアの蟲惑魔」も良いのですが、「アークロード・パラディオン」や「双穹の騎士アストラム」いる時は、「ライトドラゴン@イグニスター」という選択肢も取ることができます。
「ライトドラゴン@イグニスター」は、対象を取らないモンスター破壊と、自分のモンスターが破壊される時に、エクシーズ素材を身代わりにできる攻守に関係する効果があり、もちろんその効果も使いますが、ここで注目したいのは②の効果です。
②:このカード以外の自分のサイバース族モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。自分の墓地からリンクモンスター1体を選んで特殊召喚する。
「ライトドラゴン@イグニスター」以外のサイバース族モンスターで、戦闘ダメージを与るだけで、墓地のリンクモンスターを蘇生できるので、これを利用して追撃することもできます。
ちなみにこの効果で「アークロード・パラディオン」や「レグレクス・パラディオン」を選択して、相手モンスターがいる場所に蘇生すると、これらのモンスターのリンクマーカーが上を向いているため、リンク先のモンスターの元々の攻撃力を加算でき、相手モンスターを戦闘破壊しやすくなるというメリットもあります。
あとは、罠カードに対する耐性はなくなりますが、「セラの蟲惑魔」や「I:P マスカレーナ」を蘇生させて、相手ターンを迎えるというプランも作れます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「クロスローズ・ドラゴン」を入れた「蟲惑魔パラディオン」デッキを紹介してみました。
はじめは、「ローズ・ドラゴン」入りで考え始めましたが、「クロスローズ・ドラゴン」を作りつつ植物族も用意をしなければならないということで、断念しました。
そこから「クロスローズ・ドラゴン」のリンク素材指定に着目して、昆虫族と植物族の混合テーマである「蟲惑魔」とリンク1の植物族である「セラの蟲惑魔」にたどり着き、さらに種族がばらけている「パラディオン」を取り入れて作りました。
ただその結果、デッキを作る動機となった「クロスローズ・ドラゴン」が薄れていきましたがね…(笑)
今は、このデッキに「アーティファクト」を入れて、【HAT】ならぬ【CAT】にしようかなと考えています。
※CAT:「Crusadia/パラディオン」、「Artifact/アーティファクト」、「Traptrix/蟲惑魔」
この記事が、少しでも「クロスローズ・ドラゴン」デッキを作りたい人の参考になっていれば幸いです。
ではこれで「クロスローズ・ドラゴン」を使った「蟲惑魔パラディオン」デッキの紹介を終わりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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