今回は、「ダーク・ネオストーム」で登場したフィールド魔法カードの「魔鍾洞」を考察したいと思います。
お店によっては、割安な値段で放置されていることもあったりしますが…。
では早速、考察してみたいと思います。
「魔鍾洞」とは?
●カードの種類:フィールド魔法カード
●収録パック:ダーク・ネオストーム(DANE-JP064)
●レアリティ:スーパーレア
フィールド魔法
①:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、相手はモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。
②:自分フィールドのモンスターの数が相手フィールドのモンスターより多い場合、自分はモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。
③:自分・相手のエンドフェイズに、お互いのフィールドのモンスターの数が同じ場合に発動する。このカードを破壊する。
「魔鍾洞」は、効果モンスターに対する抑止力系のフィールド魔法カードと言ったところですね。
長々と①と②の効果が書かれていますが、簡潔にまとめると『モンスターの数が多いプレイヤーは、モンスターの効果を発動できず、攻撃宣言もできない。』ということになります。
そして、③の効果はエンドフェイズにお互いのモンスターの数が同じだった場合に、このカードを破壊するというものです。
「魔鍾洞」のカード効果について
「魔鍾洞」が適用されていると、モンスターによる攻撃宣言ができなくなり、モンスターの効果も発動できなくなるので、
例えば、『デッキからモンスター1体を特殊召喚する』や『墓地からモンスター1体を特殊召喚する』と言った効果を持つモンスターの効果を撃てなくなったりするので、それらを多用する大量展開系のデッキには、発動されるときついカードとなりそうですね。
また、モンスターの数については、フィールドを参照しますが、「モンスターの効果を発動できず」という部分は、場所も問われていないので、「魔鍾洞」の効果が適用されてしまうと、手札・墓地で発動する効果も発動できないことになってしまいます。
なお、「魔鍾洞」はモンスター効果の分類で言うと、誘発効果、起動効果、誘発即時効果を持つ効果モンスターの効果に対しては、発動を封じれますが、永続効果を持つモンスターやルール効果に関しては、「魔鍾洞」で対応できない効果になるので、その点は注意してください。
「魔鍾洞」の対処法
このカードを使われた場合の対処法は、適用されているとモンスター効果での除去は望めないため、「サイクロン」などの魔法・罠カード除去カードで、除去できれば1番ベストですが、それができない場合は、効果の性質上、『モンスターの数が多いプレイヤー』に適用される効果でもあるので、
●自分のモンスターを減らす。
→リンク召喚やシンクロ召喚、エクシーズ召喚をして減らしたり、コストでモンスターを墓地へ送ったりという手段があります。
●相手のモンスターを増やす。
→こちらは、あまり機会がないかもしれませんが、相手にモンスターを送りつけるカード(「おジャマ・トリオ」など)を使う。
のどちらかで、相手が「魔鍾洞」の効果を受けるようにさせるか、「自分のモンスターの数=相手モンスターの数」になるようにして、「魔鍾洞」の③の効果での破壊を狙うかのどれかになりますね。
ルール面から見た「魔鍾洞」
最後に、「魔鍾洞」に関するルールを、公式HPやQ&Aで調べてみました。
「魔鍾洞」の①、②の効果は、
●チェーンブロックの作られない(チェーンを組まない)効果
●対応するプレイヤーに適用される効果
という裁定が出ています。
③の効果に関しては、
●お互いのモンスターの数が同じ状態の場合に、必ず発動する効果
●対象を取る効果ではない
●チェーンブロックを作る(チェーンを組む)効果
という裁定に。
「対応するプレイヤーに適用される効果」という部分は、覚えておいたほうがいいかもしれませんね。
最後に
今回は、「ダーク・ネオストーム」から「魔鍾洞」を取り上げてみました。
フィールド魔法ということもあり、「メタバース」で相手ターンに発動できるので、「チキンレース」、「ブラック・ガーデン」とともに、これからは「魔鍾洞」というカードも考えたいところです。
なお、このカードを使う場合は、お互いのモンスターの数の差に気を付けて、自分が「魔鍾洞」のカード効果の適用を受けないようにしたいですね。
では、このあたりで終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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