遊戯王マスターラボ

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【溟界】デッキレシピ・回し方のまとめ!

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今回は、「デッキビルドパック-エンシェント・ガーディアンズ-」にて新たに登場した【溟界】デッキレシピや回し方を紹介したいと思います。

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

【溟界】デッキを作ろうと思ったきっかけ

「デッキビルドパック-エンシェント・ガーディアンズ-」で【溟界】が判明した時に、墓地肥やしと自己蘇生が得意なテーマという印象から、これは強そうな爬虫類族デッキが作れそうだなと思ったのがきっかけです。

 

最初のころは、爬虫類族の中で好きな【レプティレス】デッキを強化するために【溟界】を取り入れてみようと考えて作ってましたが、気づけば【溟界】モンスターが中心となり、「レプティレス・ヒュドラ」と「レプティレス・ラミア」だけになってました(笑)

【溟界】デッキレシピの紹介!

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■メインデッキ:40枚

〈モンスター:20枚〉
溟界神-オグドアビス×1
溟界妃-アミュネシア×1
溟界の漠-フロギ×1
クロック・ワイバーン×3
溟界の漠-ゾーハ×1
デブリ・ドラゴン×2
溟界の黄昏-カース×2
溟界の滓-ナイア×3
溟界の滓-ヌル×3
レプティレス・ヒュドラ×3


〈魔法:14枚〉
サイバネット・マイニング×2
スネーク・レイン×2
溟界の蛇睡蓮×3
死者蘇生×1
星遺物を継ぐもの×1
精神操作×2
ハーピィの羽根帚×1
墓穴の指名者×2

〈罠:6枚〉
溟界の呼び蛟×2
戦線復帰×2
毒蛇の供物×2

エクストラデッキ:15枚

グラビティ・コントローラー×1
レプティレス・エキドゥーナ×2
I:Pマスカレーナ×1
ユニオン・キャリアー×1
水晶機巧-ハリファイバー×1
トロイメア・フェニックス×1
エーリアン・ソルジャー M/フレーム×1
ヴァレルソード・ドラゴン×1
閉ザサレシ世界ノ冥神×1
キングレムリン×2
レプティレス・ラミア×2
神樹の守護獣-牙王×1

【溟界】デッキに採用したカード

ここでは、【溟界】デッキのレシピに採用したカードについて補足しておきます。

「クロック・ワイバーン
「サイバネット・マイニング」

遊戯王/第10期/06弾/SOFU-JP001 クロック・ワイバーン R

召喚・特殊召喚した場合に、攻撃力を半分にすることで「クロックトークン」を1体生成できる 「クロック・ワイバーン」は、そのままリンク素材にして、リンク召喚することもできますが、1枚で2枚のモンスターを用意できるため、【溟界】では「溟界」上級モンスターの自己蘇生効果のリリースコストになれます。

 

あと「スネーク・レイン」がなくても、このカードと「溟界の滓-ナイア」の2枚が手札にあれば、墓地へ5種類の爬虫類族モンスターを揃えることができます。
(それについては、後述するデッキの回し方の例で説明します。)

 

「サイバネット・マイニング」は、サイバース族の「クロック・ワイバーン」をサーチするカードとしての機能もありますが、手札に来てしまったの「溟界」上級モンスターを、手札コストで墓地へ送るという役割もあって採用してます。

(理屈としては、「溟界の漠-フロギ」や「溟界の漠-ゾーハ」、「スネーク・レイン」の手札コストと同じです。)

デブリ・ドラゴン」

遊戯王/第10期/SD32-JP014 デブリ・ドラゴン

デブリ・ドラゴン」は、召喚時に自分の墓地から攻撃力500以下のモンスターを蘇生できる効果を持っているので、その効果で「溟界の滓-ナイア」や「溟界の滓-ヌル」を蘇生することで、ランク4のエクシーズ召喚やリンク召喚をしたり、場合によってはシンクロ召喚できるので採用してます。

 

ちなみに「デブリ・ドラゴン」で「溟界の黄昏-カース」を蘇生することができますが、現状は、縛りのないレベル12のシンクロ・ドラゴン族モンスターがいないため、リンク素材にしかできませんが、今後、そのようなシンクロモンスターが登場する激熱になってくるモンスターだったりします。

 

また、このカードも「クロック・ワイバーン」と同じく、1枚で2体のモンスターを用意できるので、 「溟界」上級モンスターの自己蘇生効果のリリースコストにすることもできます。

「星遺物を継ぐもの」
「戦線復帰」

いわゆる蘇生カードです。

「溟界」上級モンスターには、自分の場のモンスターを2体以上リリースして、自己蘇生するモンスターがいますが、リリースするよりも蘇生カードを使って特殊召喚する方が、効率が良い場面もあるため採用してます。

 

あと「溟界の黄昏-カース」の場合は、自己蘇生効果を使ってしまうと、相手にモンスターを蘇生させてしまうというデメリットがあるため、蘇生カードによってそれを回避しつつ、特殊召喚の成功による効果を使えると、非常に有利になります。

「精神操作」

前述したように、「溟界の黄昏-カース」で相手モンスターを蘇生させてしまう場合があるので、そのデメリットを打ち消すために採用してます。

なお、奪った相手モンスターは、リリースできないので、自分の爬虫類族モンスターとともに、「レプティレス・エキドゥーナ」などのリンク素材にするといいでしょう。

【溟界】デッキの回し方

【溟界】デッキの回し方としては、墓地肥やしを行いつつ、蘇生カードや「溟界」自身が持つ自己蘇生効果を使って戦います。

墓地肥やし

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【溟界】デッキにおいては、「溟界の滓-ナイア」や「溟界の滓-ヌル」、「スネーク・レイン」、「溟界の蛇睡蓮」を使って墓地肥やしをします。

採用している爬虫類族モンスターに優先順位をつけるとするならば、以下のとおりとなります。

【光・爬虫類族モンスター部門】

■溟界の黄昏-カース(1位)

「溟界の滓-ナイア」の効果で、墓地へ送りたい筆頭候補。

「溟界の黄昏-カース」の特殊召喚が決まれば、「溟界の滓-ナイア」の特殊召喚という流れが強い。


■溟界の滓-ヌル(2位)

2位ですが、「溟界の黄昏-カース」と「溟界の滓-ナイア」のセットが作れない場合は、こちらを優先させる方が良い場面があります。

自分の場にモンスターがいないか、「溟界」モンスターがいる場合に、墓地から自己蘇生できる効果があるので、エクシーズやシンクロ、リンク素材として重宝しますが、自己蘇生した「溟界の滓-ヌル」がいる限り、爬虫類族モンスターしか特殊召喚できなくなり、フィールドから離れると除外されるので、その後の展開が縛られる点に注意!

 

■溟界神-オグドアビス(3位)

3体リリースは、ボードアドバンテージ的に自分に不利になるので、墓地の爬虫類モンスターの種類を5種類にしてから、なるべく「溟界の蛇睡蓮」の効果などの蘇生カードを使って、特殊召喚したいモンスターになります。

 

■溟界の漠-フロギ(4位)

このカードを優先的に落としたいというケースは少ないものの、手札に来てしまった「溟界」上級モンスターを墓地へ送りたい場合に候補となってきます。

【闇・爬虫類族モンスター部門】

■溟界の滓-ナイア(1位)

闇属性・爬虫類族ではダントツで、「溟界の黄昏-カース」の効果で特殊召喚したいモンスターにもなります。

また、召喚・特殊召喚成功時の「溟界」魔法・罠カードのサーチで、手札アドバンテージを稼げる「溟界」モンスターでもあります。

 

■レプティレス・ヒュドラ(2位)

「溟界の滓-ヌル」を自己蘇生できて、「デブリ・ドラゴン」や「溟界の蛇睡蓮」で蘇生できる場合に選択肢になります。

 

■溟界の漠-ゾーハ(3位)

「溟界の漠-フロギ」と同じく、手札に来てしまった「溟界」上級モンスターを墓地へ送りたい場合に候補となります。

 

ただ「溟界の漠-フロギ」と少し違うのは、フィールドから墓地へ送られるか、特殊召喚に成功すると、相手に1枚ドローさせてしまいますが、「溟界」モンスターをサーチする効果(その後、お互いに手札1枚を墓地へ送らなければなりませんが。)を持っているので、手札が悪い時には、調整役としての役割もあります。

 

■溟界妃-アミュネシア(4位)

優先度は低いですが、相手モンスターを特殊召喚してしまうデメリット効果を持つ「溟界の黄昏-カース」や「溟界の漠-フロギ」の効果を発動する前に出せると、それらの効果をトリガーに除去に変えれます。

蘇生からの展開

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墓地肥やしの後は、蘇生効果を持つカードや自己蘇生効果を使い、展開します。

蘇生効果を持つカードとしては、「デブリ・ドラゴン」、「溟界の蛇睡蓮」、「死者蘇生」、「星遺物を継ぐもの」、「戦線復帰」 があるので、これらのカードを使って、以下の表のような場面で該当するモンスターを蘇生したいところです。

蘇生したいモンスター 蘇生したい場面
溟界の黄昏-カース
「溟界の滓-ナイア」がいる時
溟界の滓-ナイア
エクシーズやリンク素材にしたい時や「溟界」魔法・罠カードが欲しい時
レプティレス・ヒュドラ
相手モンスターが2体以上いて、シンクロ召喚したい時
溟界神-オグドアビス
妨害モンスターを立て相手ターンを迎えたい時

自己蘇生効果を持つモンスターとしては、下級では「溟界の滓-ヌル」、上級では「溟界の黄昏-カース」、「溟界妃-アミュネシア」、「溟界神-オグドアビス」がいます。

 

上級の「溟界」モンスターに至っては、自分の場のモンスターをリリースする必要があり、「溟界の黄昏-カース」は1体のリリース+デメリット効果、「溟界妃-アミュネシア」は2体のリリース、「溟界神-オグドアビス」は3体のリリースが必要となってくるため、なるべく蘇生カードで特殊召喚したいところですが、「クロック・ワイバーン」や「デブリ・ドラゴン」、「溟界の呼び蛟」のようなモンスター数を増やせるカードでリリースの負担を軽減したいところです。

【溟界】デッキの回し方の例

ここでは、回し方のパターンをいくつか紹介して終わりたいと思います。

「溟界の滓-ナイア」を使った回し方

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必要札:「溟界の滓-ナイア」と「クロック・ワイバーン

最終盤面:「溟界の黄昏-カース」と「キングレムリン」+「溟界」魔法・罠カード1枚+爬虫類族モンスター1枚をサーチ

〈手順〉

①「溟界の滓-ナイア」で「溟界の黄昏-カース」を墓地へ。
②「クロック・ワイバーン」を召喚→「クロックトークン」を生成。
③「クロックトークン」をリリースし「溟界の黄昏-カース」を自己蘇生。

※自己蘇生後の効果として、相手に墓地のモンスターを特殊召喚するかしないかの選択がある。
④「溟界の黄昏-カース」の特殊召喚成功で、「溟界の滓-ナイア」を蘇生し「溟界」魔法・罠カード1枚をサーチ。
⑤「クロック・ワイバーン」と「溟界の滓-ナイア」で「キングレムリン」をエクシーズ召喚して、爬虫類族モンスターのサーチ。

※「クロック・ワイバーン」は、「デブリ・ドラゴン」でも代用でき、トークンの代わりに蘇生したモンスターを使うことで同じことができます。

 

このパターンは、「溟界の滓-ナイア」と「溟界の黄昏-カース」の効果を組み合わせたもので、確定札が2枚いるものの、2回のサーチ効果があるため、実質プラスマイナス0の動きになります。

ちなみにこの手順の中で、「溟界の滓-ナイア」で「溟界の蛇睡蓮」をサーチ、「キングレムリン」で「溟界の滓-ヌル」をサーチしていると、さらに展開することができ、墓地へ爬虫類族が5種類溜まった状態で、「溟界の蛇睡蓮」によって「溟界神-オグドアビス」を蘇生できます。

〈手順〉

⑥「溟界の滓-ヌル」で闇・爬虫類族を墓地へ送る。

⑦「溟界の黄昏-カース」と「キングレムリン」でリンク召喚を行う。

※リンク2であれば、何でもOK!
→墓地に5種類の爬虫類族モンスターが揃う。

⑧「溟界の蛇睡蓮」で「溟界神-オグドアビス」を墓地へ送り、墓地に6種類以上いるので、その後の効果で「溟界神-オグドアビス」を蘇生

なお 「キングレムリン」をエクストラモンスターゾーンに出して、「グラビティ・コントローラー」をリンク召喚することで、「溟界の黄昏-カース」を残しつつ、墓地に4種類の爬虫類族モンスターがいる状態で、「溟界の蛇睡蓮」を発動して5種類にすることもできます。

(ちなみに、この動きが「スネーク・レイン」がなくても5種類溜める方法になります。)

「溟界の滓-ヌル」を使ったシンクロ召喚

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必要札:「溟界の滓-ヌル」と「デブリ・ドラゴン」

最終盤面:デブリ・ドラゴン」と「レプティレス・ラミア」+相手モンスター2体を攻撃力0にして破壊しつつ2枚ドロー

〈手順〉

①「溟界の滓-ヌル」で「レプティレス・ヒュドラ」を墓地へ。
②自分の場にモンスターがいない場合or「溟界」モンスターがいる場合に、墓地から「溟界の滓-ヌル」を特殊召喚
③「デブリ・ドラゴン」を召喚して「レプティレス・ヒュドラ」を蘇生。

④「レプティレス・ヒュドラ」と「溟界の滓-ヌル」で「レプティレス・ラミア」をシンクロ召喚

⑤「レプティレス・ラミア」の効果をチェーン1、「レプティレス・ヒュドラ」の効果をチェーン2として発動し、「レプティレス・ヒュドラ」で、2体まで相手モンスターの攻撃力を0にして、「レプティレス・ラミア」の効果で、攻撃力0のモンスターを全て破壊し、破壊した数だけ自分はドローする。

実は、ランク4を作ることもできますが、「レプティレス・ヒュドラ」を蘇生することで、相手モンスターの除去をしつつ、ドローができる美味しい動きになります。

なお「デブリ・ドラゴン」じゃなくても、蘇生カードで「レプティレス・ヒュドラ」を蘇生すれば同じことができます。

まとめ

【溟界】デッキレシピ・デッキの回し方について紹介しました。

「墓地肥やし・リリース・自己蘇生」という3つのキーワードが特徴のテーマですね。

今回のデッキでは、リリースに焦点を当てずに作っていないのですが、「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」を採用したり、「カプシェル」や「サイコ・エース」、「サクリボー」などのリリースされた場合の効果を持つモンスターを取り入れたり、「聖刻」などのテーマに【溟界】を出張させてみてもいいかもしれませんね。

 

爬虫類族としては久しぶりの新テーマで、【溟界】カードがテーマ内にとどまらず、爬虫類族全般のサポートとなっている点もいいところですね。

ではこれで【溟界】デッキの紹介を終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。